2008年に設立された貧困を無くすためのクラウドソーシングサイトSamasource。オンライン上で貧困地域の人々に仕事を作るソーシャル・ビジネスです。
Samasourceは、Googleやebay、ウォルマートのような企業から複雑なデータ処理の仕事をもらい、それを細かくタスク分解して、オンラインワーカーにやってもらうという仕組みを作っています。
Samasourceの最新の状況がインフォグラフで公開されましたので、ご紹介します。
まず登録者数が最も多いのがケニア(51%)、2番目がインド(22%)、同じくウガンダ(22%)と続きます。
昨年2012年の1年間で3,454名が収入を得ており、トータルで14,161人が収入を得ています。
得られた収入も大幅増加。収入の安定性も伸びています。
Samasourceで職を得ている人の平均年齢は、25,5歳。非常に若いですね。
素晴らしいソーシャル・インパクトを広げています。今後も大きく伸びていくであろう期待のサービスです。
クラウドソーシング利用が企業の明暗を分ける時代
本日発売の月刊事業構想5月号「クラウドソーシング2.0」。特集の最初の2ページを担当しました。
戦略上、クラウドソーシング利用は企業の最優先事項の1つとなりつつあります。
オバマ政権はクラウドソーシングの積極利用を支持しており、オンラインワーカーは2020年までに、労働人口の3分の1になるという予測すらあります。
月刊事業構想の特集記事にもありますが、クラウドソーシングによる開発は、期間・費用ともに数分の一。場合によっては10分の1になるということすらあるのです。
実は、このSocial Design Newsもクラウドソーシングを利用して運用しています。
タスクデザインの大転換。クラウドソーシング利用は、21世紀型事業の常識となっていくことでしょう。