またもや面白いサービスがリリース間近。
イタリアに本拠地を置くAliveShoesは、自分自身のスニーカーをデザインし、ネット上でそれらを販売することができるオンラインプラットフォームです。
AliveShoesいわく、通常、自身で靴のブランドを立ち上げようと思った場合、そのためには高度な知識が必要で、プロトタイプを作るのにも12ヶ月は必要。 そして、投資資金も50,000ユーロからで、流通・販売先の開拓にも大変な労力がかかるとしています。
しかしAliveShoesは、必要な知識をバックアップしてくれることはもちろん、 プロトタイプも1ヶ月で製作。そして、 投資費用もなんと49ユーロからで、オンライン販売していけるプラットフォームです。
スタートは、クリエィティブな人材30人を集めて、2013年前半にリリースとのこと。
彼らに、デジタルツールで独自の靴ブランドを作成し、オンラインで自分のスニーカーを販売してもらいます。参加は無料で、あらゆる段階で、AliveShoesが直接サポートしてくれるようです。
AliveShoesは、「靴業界を混乱させると同時に、新しい才能によってマーケットを開拓する」と宣言しています。
これを聞くと、いろんな商品を消費者がデザインして、自分で購入すると同時に、デザイン販売もできるZazzleを思い出す人もいるでしょう。こちらとの違いは、”本格靴ブランド”をオンライン上で立ち上げられるということです。いわゆる、デザイナーやクリエイター向けのプラットフォームといいうことでしょう。
【参考】
カスタマイズECサイト「Zazzle」(ザズル)から「未来のものづくり社会」が垣間見える
このサービスもまさに、靴づくりのクラウドソーシングエージェントであり、社会に新たな働き方を提示してくれる可能性を秘めています。
パラレルキャリアで衣料ブランドを立ち上げられる時代
photo credit: ξωαŋ ThΦt (slowly back…) via photopin cc
3Dプリンタでドレスや下着が作られるというのが話題になりましたが、衣類をオンライン上でデザインし、ローリスクで販売していくという流れは益々加速していくことでしょう。
【参考】
・世界初!完全クラウドソースのファッションレーベルCONSTRVCTがすごい
・2050年には、自宅の3Dプリンタで衣服を印刷するようになる!?
・ファッションデザインのプラットフォームStylytに見る「コラボレーション生産支援サービス」という熱い分野
「私は、(パラレルキャリアで)靴ブランドを立ち上げてます。」
「私は、(パラレルキャリアで)スーツブランドを立ち上げてます。」
「私は 、(パラレルキャリアで)下着ブランドを立ち上げてます。」
こんな人が巷に多く現れる時代も、そんなに遠くなさそうです。