3Dプリンタの未来を描いた動画はいくつかありますが、こちらの動画は未来的かつ具体的で面白い。
特に2分を過ぎたあたりからが興味深いので、分かりやすくキャプチャー画像でご紹介。
このように、壊れたコップをスキャンします。
すると、バラバラのコップのデータから自動的にもとのコップの3Dデータを作成します。
そのデータをすぐに、解析センターへと送ります。
元々のコップの素材が分析されます。
更に、その素材を多少変えることによって、「壊れにくいコップ」へと進化させます。
その3Dデータをもらったら、素材を販売する近くのマテリアルショップへ行きます。
買ってきた素材を3Dプリンタに入れます。
3Dプリンティングでコップが完成。
素材を買ってくるのは面倒なので、近くのコンビニや図書館などで3Dプリントできると嬉しいですね。このような未来も実現していくことでしょう。
【参考】
3Dプリンタの現在と2030年、2050年の未来 (動画)
DNAから予想される顔を3Dプリンティング
米国のアーティスト、ヘザー・ドゥーイ=ハグボーグ(Heather Dewey-Hagborg)さんが、「Stranger Visions」という面白いプロジェクトを行っています。
Art Emerges from DNA Left Behind
こちら、人の髪の毛やタバコやコップに付いたままの唾液、ティッシュについた鼻水からDNAを解析し、3Dプリンタで、予測された人物の顔を印刷するというもの。見ず知らずの他人が落としたDNAから「作品」を作っています。
どれくらいの精度でDNAを解析できるのか?と疑問を持つと思いますが、分かる要素は、母親の人種、性別、目の色など。実際予想できる顔は、かなり多種多様で、正確には当てられないようです。
今後もプライバシーの問題など考慮すべきところはありますが、興味深いトピックです。
3Dプリンタは様々な情報技術と掛け合わさって、思いもよらなかった方向性へと進化を続けていきます。