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まだ発売されていないGoogleGlassを横目に、次のテクノロジーが着々と進化を続けています。
2012年には「5年以内に、商用利用がされてくる可能性がある」と言われていた”コンタクトレンズ型コンピューター”。
こちらは、サムスンと韓国の科学技術研究所が行った研究です。
Contact Lens Computer: Like Google Glass, without the Glasses
ソフトのコンタクトレンズにLEDや透明のナノワイヤーなどの有線が貼られている構造で、GoogleGlassのように違和感なくシンプルに画面が表示されることを目指しています。
今回の実験では、このコンタクトをウサギの目に装着したところ、目を刺激をしないことがわかったそう。
今後の目標は、GoogleGlassでできる全てのことを、コンタクトレンズ型コンピューターでできるようにすること。また、視覚障害の補助などに使われていくことも想定しているようです。
2010年代「人間とは何か?」の大議論が起こる
Sight from Sight Systems on Vimeo.
上の作品は、イスラエルのベツァルエル美術デザイン学院の生徒であるダニエル ・ラゾさんとイラン・メイラズさんの卒業作品。
このニュースを見て真っ先に思い出した動画です。
ARコンタクトレンズで料理をゲームにしてしまったり、なにもない壁をスクリーンとし、テレビを見たり、服装まで選ぶ。食事の注文から支払いまで を済ませるのにも使っています。
さらにこの主人公は、「デートアプリ」を使ってデートのアドバイスを、現場で確認しながらコミュニケーションをとっています。
相手の表情や心拍数を元に アドバイスがどんどん表示され、途中まではうまくいきますが 、最後は結局そのデートアプリがバレてしまい振られます。
いよいよこんな冗談のような世界が、2010年代に実現する可能性が出てきました。
このようなツールを使って「どこまでなら、何をやっていいのか?」また、それこそ「人間とは何か?」が大議論になりそうです。
そして、こういったウェアラブルコンピューターの「脳」への影響などについても、研究を進めて欲しいところですね。