こちらは、未来の「ロボット農業」をイメージさせる動画。
未来の大規模農業は、ロボット生産設備によって行われていくのでしょう。
ハイライトを画像でピックアップ。イチゴをロボットが摘んでいきます。
イチゴの熟度も確認できるよう。こちらは日本の技術ですね。
木になるオレンジ?もスピーディーに収穫。圧巻です。
枝の伐採もロボットが。
こちらは「水やりロボット」。地味に見えますが、要の1つですね。
ドリルを使って土を耕しているような感じですね。この技術で種も植えていけるようになりそう。
そして話題のロボット搾乳技術。
まだ、このような機械は高価なので、人がやった方が安いということが多いのでしょう。しかし、いずれ「バクスター」のように安く導入できるロボットが続々と登場し始めるタイミングが、農業の世界にもやってくるのでしょう。
農業の情報化は、「飢え」撲滅への挑戦
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皆さんご存知の通り、江戸時代の食糧自給率は100%。また農業従事者、つまり「農民」は人口の約80%ほどでした。
そして現在は、食糧自給率は約4割に下がっているものの、農業を本業とする人は、直近の農林水産省のデータでは人口のたった1,4%。174万人にまで減少しています。
これだけ就農人口が激減しても、これだけ自給率があるのは、この間に農業従事者1人あたりの生産性が劇的に向上しているからです。
そしてまた時代は変わり、今後は、農業を自らの手で行いたいという若者、パラレルキャリア(兼業農家)を通じて農業に携わりたいという人はどんどん出てきます。
しかし、もう一方の大きな流れとしては、日本においても農地法等の法改正が進められ、農業の情報革命、ロボット革命は進んでいくことでしょう。
先日、ギリシャで授業中、子供「飢え」による気絶が相次ぐというニュースが流れました。「緊縮財政のゆえ」ということでしたが、今の時代においてこのようなことが起こってくるということは、人類にとっては恥じるべきことではないでしょうか。
どのような制度にするかはまた別の話として、「文化としての『最低限の食の無料化』」については、この農業の情報革命、ロボット革命における生産性の向上の中で、実現していかなければならないのだろうと思います。
農業の情報化というのは、単純に「ビジネス」という枠だけでは捉えきれない重要なトピックです。