これは素晴らしい!衣服に付けていると48時間蚊が近寄ってこない「Kite Patch」。
クラウドファンディングIndiegogoにて資金調達をしていますが、7万5,000ドルの目標金額をわずか4日でクリアし、今も資金が集まり続けています。
つけている側に毒性はないですが、効果は抜群。
普通、蚊のいるところでは、人間の発する二酸化炭素に反応し、たくさんの蚊がよってきます。
しかし、Kite Patchをつけるとよってきません。蚊が二酸化炭素を識別できなくなる特殊な仕組みとなっています。
購入者は1個200円の計算で購入できます。蚊取り線香や虫除けスプレーよりも良い解決策となりそう。日本に入ってきても爆発的にヒットしそうです。
また、このIndiegogoのプロジェクトで集まった資金は、マラリア予防のテストにも使われていくとのこと。感染症予防にも革命を起こす可能性を持っています。
Kite Patch from SPARKHOUSE on Vimeo.
進む科学の民主化
photo credit: CIAT International Center for Tropical Agriculture via photopin cc
21世紀は益々「サイエンス」に大きな脚光があたりそうです。
研究の成果というのは、それが実用的な商品、製品となってはじめて世に出てくるわけですが、基本的にはマスに対応できるものでしか商品化されないので、多くのものは埋もれたままとなります。
よって、大学でお金をかけて研究開発されたものも、日の目を見ずに終わってしまうものも数しれず。
しかし、今後はクラウドファンディングやクラウドソーシングなどで、その技術にお金がついたり、応援者がついたり、アイデアがつきます。よりニッチな技術に対しても、日の目が当たる可能性は多いにあるわけです。
今後、Kite Patchのように革新を起こす製品が生まれてくる可能性は増えていきます。科学の民主化とも言えるこの流れは、21世紀大きな潮流となるでしょう。
いずれにせよ、いつも言うように技術とアイデアと起業家をうまくマッチングさせるサイトなどは、はやく生まれてきて欲しいところです。