うわ〜、この方向性は「まさか!」と言ったところでしょうか。
クラウドファンディングサイトindiegogoに投稿された多機能型3Dプリンタ「FABtotum」
デスクの上で、あらゆることができてしまいます。
3Dプリントはもちろん、
3Dスキャンもできます。
スキャンデータはこんな感じ。
文字も削れます。
緻密な顔のような造形まで。
そして、工作物を回転させながら削る造形スタイルも可能。
今注目されている平面を積み重ねる「積層造形」だけではなく、
削ったり切ったりする造形手法「切削加工(せっさくかこう)」も可能ということです。
価格はなんと1099ドル(約11万円)。いや〜、きてますね。詳細動画はこちらから。
デスクトップ型3Dプリンタの進化の要素
デスクトップ型3Dプリンタの進化の方向性が見えてきています。
・フルカラー
・素材の多様性
・造形スピードの速さ
・造形精度
ここに新たな軸、「多機能」の軸が加わりました。
そしてこの多機能性は、FABtotumのように付属させる機器によるものも当然ですが、それをサポートするための様々なアプリケーション、ソフトウェアも数限りなく登場してくることでしょう。
そして、App Storeの中には多種多様なデジタルファブリケーションのアプリが並び、情報と物、つまりビットとアトムはどんどん近づいていくのです。
スマホでやっていたゲームのキャラを電車の中でコンビニの3Dプリンタにデータ送信し、帰り際にフィギュアを受け取るなんていうことは、当然ですが、もっと驚くような使い方がされていくことでしょう。
「多機能性」の波は、3Dプリンタ業界に、大きな波紋を広げていきます。