衰退する伝統工芸技術を活かした0歳から6歳の子供達のためのブランド「aeru」。子供に優しく、良質なものを企画・販売しています。
こちらは、子供が初めて手にするはさみとして安全にデザインされた「サクラの木」のはさみ。安全なのはもちろん、木のぬくもりを感じられて、確かに感性を育む大事な時期に良さそう。
こちらは「こぼしぬくい器」
内側に「返し」がついているので、食べ物がスプーンにのりやすくなっています。なるほど…。
「子供×伝統工芸品」、見ていて落ちつくしハッピーになりますね。今後もこういったモノづくりが増えていくことに期待です。
モノづくりに女性の感性が活きる時代
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aeruの矢島里佳社長は、大学時代に全国120人の職人さんをリポートし、卒業後このブランドを立ち上げています。
消費材の8割は女性が購入の決定権を持っていると言われていますが、まだまだモノづくり関わる女性は少ないです。
元々のモノづくりのイメージは、重いものを運んで、油まみれになる。また危険な側面も実際たくさんありました。いわゆる「きつい」「暗い」「汚い」の3Kと言われていた時代です。
しかし、今やモノづくりも3Dプリンタ等の機器やデジタルファブリケーション技術によって、全く新しい領域へと移行しつつあります。たくさん重いものを運んで、全身キタナく汚れるというものではなくなりつつあるわけです。
そして、現時点でも女性は、ハンドメイド系のモノづくりをやられる方は多く、個人の技術にデジタルファブリケーションを掛け合わせることで、女性が本格的なモノづくりの領域へと入っていくことも考えられます。
今、女性がモノづくりを行うという領域には、無限の可能性が秘められています。