ideascaleは、アイデアを出し、それを皆で評価し、コミュニケーションをとるためのプラットフォームサービス。NASAやホワイトハウスなどもこちらを利用し、多くの参加者から意見を求めています。
FacebookやTwitterなどのソーシャル・メディアとも連携し、顧客や関係者、多くの人からの意見・アイデアを提出してもらうためのオープンイノベーションツールです。
日本には、同じようなサービスとしてはBlabo!がありますが、今後このアイデアコミュニティーが非常に大きな役割を果たすと思っています。
つまり、今後「アイデア→コミュニケーション→評価→設計→プロトタイプ…」というところまでを一括管理できるようなサービスが登場してきたら?
結果、あらゆる仕事のプロセスを大幅に書き換えるだろうと思います。
社内の「オープン開発プラットフォーム」管理ツールに注目
社内のクローズドSNSもずいぶん大きく広がりました。情報共有からプロジェクト管理などが、この社内のクローズドなSNS上で行われるようになってきていますが、更にこれを「製品のオープン開発プラットフォーム」という位置づけとして考えたらどうでしょうか。
3Dデータ作成ソフト大手の米国Autodeskが、クラウド型CADソフト「Autodesk Fusion 360」をリリースしています。スピーディーに、そして誰とでもデータを共有しながら設計するために作られた次世代ソフトウェア。上の動画はそのイメージ動画です。
そして今、勤務時間の20%を自分の好きなことに使っても良いという「20%ルール」を取り入れる会社も増えてきています。GoogleのGmailなどもこの20%ルールから生まれたもののようですが、今後はあらゆる企業で「社員の創造性」を引き出すため、この考え方が重要となっていくことでしょう。
先日、書店を覗いた時にも、その重要性を解説した「20%ドクトリン-サイドプロジェクトで革新的ビジネスを生みだす法-」なんていう書籍も目につきました。
更には、この20%の時間を使って行うプロジェクトを管理し、商品開発にまでつなげられるような管理ツールが登場してくると思っています。「アイデア→コミュニケーション→評価→設計→プロトタイプ…」までを社内で一括管理できるツールです。
SNSサービスが先手を打ってくるのか?アイデアプラットフォームが満を持して投入してくるか?それともクラウドソーシングサイトが分け入ってくるのか?B to Bの事業であり、継続的に利用をしてもらえるサービスですので、マーケットとしては面白いところですね。
今後に注目です。