おお〜、こちらも興味深いサービス。
アートや工芸等で使わなくなった材料や道具を、売買したり交換したり、寄付するための米国発のサービス「Creative Resale」。
使わなくなったペンキ、クレヨン、ペン、糸、布など…今でもよく押し入れの中に入ったままになっていることがありませんか。
例えば、「売りたい」と思った場合の出品は簡単。写真と商品の諸情報、送料などの項目を埋めてアップロードするだけ。
ちなみに30日商品を掲載するのに1.99ドルかかります。このプライシングについてはよく分かりません。ここは「無料」が理想的なのだとは思っています。
こちらのサービスが、広がりを見せるなら、個人だけでなく工場で余ってしまった材料を寄付したり、売買していく可能性も出てきそうです。
アーティスト、メイカー、ハンドメイド製品の販売をされている人に重宝されていくか、注目です。
メイカーのための「材料調達」というトレンド
メイカー、アーティスト、クリエイターのために材料を少量で販売してくれる通販サイト「INVENTABLES」は着々と広がってきています。
日本でも、メイカーのための小ロット販売サイトは、今後登場してくるでしょうし、今回ご紹介した「Creative Resale」のようなサービスも、普及具合によっては日本でも登場してくるのでしょう。
ちなみに、ものづくり特化型クラウドファンディングzenmonoさんでは「金属加工ができるメイカーズのための秘密工場!『メタルDIY』」というプロジェクトが投稿されています。
横浜の町工場を改装し、金属加工のDIYスペースとする取り組みですが、なんと加工の指導を受けながらものづくりをすることができます。
こんな場所が各地にあって、様々なメイカーのための材料提供なんかもしてくれると良いのでしょう。より安く、よりスムーズに材料を調達できるインフラが整っていくことに期待です。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」