世界中からすごい勢いで、ウェアラブルデバイスがリリースされようとしています。
こちらは、米国発の赤ちゃんの健康をスマホで常時チェックできるスマート靴下「Owlet」 。
こんな感じで履かせます。小さい赤ちゃんの足からするとちょっとゴツい感じもしますが、実際はかなり小さいです。
心拍、体温、呼吸パターン、眠りの質を検出し、両親のスマホにデータを配信。何かあった時にはプリントアウトして、小児科医とコミュニケーションを取る時にも役立ちます。
接着剤を使わないなど、赤ちゃんの弱い肌に徹底的に気を使って作られている「Owlet」 。気になる価格はというと、250ドル(約2万5000円)です。
体調を崩しやすい赤ちゃんの健康状態をいつもチェックし、安心して子育てしたいという、親のニーズを満たしてくれる製品です。
こちらの「Owlet」の動画は、まさに「ハードウェア革命始まる!」ということを感じさせますね。
スマート衣料による予防医学の潮流
photo credit: Stéfan via photopin cc
先日書いた「要注目!2025年までの『ハードウェア革命』のトレンド予測」の記事が大きな反響を呼びました。
こちらの予測から言うと、予防医療関連のハードウェアブーム、ウェアラブルデバイスのブームは、2017年くらいまで続きます。
そして、医者が行う対処療法的医療に関するデバイス開発トレンドは、2020年くらいから始まる、とされます。
以前ご紹介した着ている服から心身の健康状態を常時モニタリングができるスマートシャツ「OMsignal」、
そして、自閉症や注意欠陥・多動性障害などを持っている子供のために作られた、直接触れることなく「包容感」を与えられる衣服「T.Jacket」など、スマート衣料による予防医療トレンドは、今後大きく広がりを見せそうです。
やはり、ハードウェア革命における新しい健康・医療関連機器は、今後大きなトピックとして認知されていくことでしょう。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」