ハイヤーの格安配車サービスUberが、自転車でモノを配達する「UberRUSH」を発表し話題を集めたのはつい2ヶ月ほど前のこと。
そして、この度Uberは「UberBURGER」と題して、ハンバーガーの販売を始めました。ハンバーガーショップDOC’Sと組んでの提供です。
チーズバーガーにポテトサラダ、そしてチョコチップクッキー付きが2食で20ドル(約2,000円)。もちろん、クルマを配車するのと同じように、アプリをタップして即注文できるシステムです。
そう、ここに、今後のUberの展開が象徴されています。
Amazonが国を単位を置いたグローバルマーケットへの進出を目指してきたとすると、今、Uberが進めようとしているのは、世界中のローカルマーケットへの進出です。
地元のお店の商品をスマホのアプリを使って、簡単に購入できる仕組みを提供しようとしているわけです。これによって、地域の人々の購買履歴を逐次把握していけます。それに応じて、スマホのプッシュ機能で販促をかけられれば、その多大なる効果は火を見るより明らかですね。
ここ数十年、ライバル知らずのコンビニも、この動きについては注視していかなければならないでしょう。
そして、Amazonもローカルマーケットに乗り出す
月内に発表されるであろうAmazonのスマホの話題が巷を賑わしています。
そして、更にAmazonもUberに負けじとグローバルマーケットからローカルマーケットに進出をしようとしています。
ベビーシッターから便利屋さんまで、地域のサービスをAmazon経由で販売できるようにする模様。
Exclusive: Amazon.com plans local services marketplace this year – sources
まさに、これまでの地域におけるクラウドソーシング領域にもAmazonが進出してくることを意味します。
Uberの展開もそうですが、これからはローカルマーケットの再構築が進み、そこを牽引するところはどこなのか?ここに大きな注目が集まっていきそうです。