好きなワインやビールを発見するためのコストは小さくない。気になったものを飲んで、やっぱり違ったな…と思うことはやはり多い。
スマホアプリ「Next Glass」は、そんな問題を解決するためのツールである。それは、自分が好きなワインやビールを4つ星に設定し、自らのプロファイルを作るところから始まる。そして、次のように販売されているワインやビールにカメラを向けてラベルをスキャンする。
すると、パーセンテージで、自分の好みに合うかどうかが出てくる。
また、SNS機能も付加されており、自分の味の好みを共有したり、他の人の味の好みから、新たな発見を導くことができる。若手のお酒好きが利用する隠れたSNSとして認知されるか注目だ。
その人の決断を瞬時にフォローしてくれるサービス
PHOTO: Man holding object from Shutterstock
人間は、1日に2万回の選択をするとも言われる。情報の洪水の中から、常に選択を迫られて生きているわけだが、その選択に必要な情報をピックアップするコストはまだまだ高い。
今日のランチは何を食べようかとメニューを見ながら迷う時も、そのために、スマホで5分かけて情報収集することはしない。ぱっと見て、とにかく直感的に食べたいものを選ぶ。しかし、決めたあとに、やっぱりあっちにしておけば良かった…と後悔する回数は、この高度情報化社会に生きる私たちの人生において、あまりにも多い。
しかし、もし、そのような選択を一瞬でフォローしてくれたらどうだろうか。スマホをかざして、メニューを撮影。自身の食事の好みのプロファイルから、パーセンテージで、良さそうなメニューを引っ張り上げてくれる。
決断をする際の情報は、1つでも多い方が有り難い。このようなアプリが今後登場してきそうである。そして、そのアプリが私たちにあった商品までも、プッシュしてくるようになったなら…。ボット系サービスが見つめる未来のカケラの1つはここにある。