Google Grassの発売は来年早々と言われていますが、Appleも同じような
プロダクトの開発を進めているようです。 その名もiGrass。
アップルが特許を取得したことで、世界中の注目が集まりました。
その内容は、Google Grassと近いもので、サイト、動画、画像、アプリを
メガネを通して操作するタイプのものです。
現時点でのイメージは、iphoneやiPadをそのままメガネにしたようなイメージ
のようです。
アップルの特許申請内容によると、特殊な「ガラス」を介して直にユーザー
の目に画像を送り込む方式がとられおり、グーグルメガネとの相違点には、
両目用に2つのディスプレイがあるというところです。
ディスプレイを2つ使用することで、映像酔いを防ぎ、より劇的なユーザー
体験が得られるのだそうです。この方法だと、ユーザーの視界をより効率的
に使用し、高画質なイメージを投射できるようです。
言語の壁が取り除かれるのは意外にはやいのかも…
上記の動画は、文字をカメラで撮るだけで自動的に外国語を翻訳してくれる
アプリ『Word Lens』です。まだ、日本語対応はしていないのですが、
対応されれば人気のアプリになるでしょうね。
そして、iGrassやWord Lensのトレンドを見ていてふと思うこと。それは
「言語の壁」ってそんなに遠くない将来完全に取り除かれてしまうのかも?
ということです。
自動翻訳がどれくらいのスピードで、私たちの生活の中に自然に組み込まれ
てくるか?というのは、非常に興味深いところとしてありました。
WEB上でのテキストの自動翻訳システムももう少し進んでいくと、かなり
の精度となってくると思いますが、現実の「対話」ベースでの自動翻訳は
もう少し先の話なのかも?と思っていました。
しかし、SiriやこのiGrass、Word Lensのような流れを見てみると、
思ったよりも早い段階で言語の壁の多くは取り除かれるのかもしれない、
と思います。もっと言うと3〜5年以内?というのも決して大袈裟でない
ような気もします。
言語の壁が取り払われることは、ビジネス、文化交流、大きな転換点
ですね。まさに「国籍」、「民族」という概念は全く意味を持たなくなる
のではないかとも思います。
こういう話を10年前にしていれば夢物語のように思うかもしれませんが、
Google Grassが来年初めに発売され「人間の五感」の拡張がより自然な形で
行われることを私たちが目にしたとき、それは、決してファンタジーの
世界ではないことに気付くでしょう。
5年後の2017年に言語の壁がなくなっていたとするなら、あなたは
一体何をしたいですか?少なくとも、情報発信力は約80倍(80億人)に拡張
されます。凄い時代になっていきますね。
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