コーヒーマーケティングと言えば、マクドナルドだ。無料でSサイズのコーヒーを配ったり、おかわり無料という施策は話題を呼んだ。
そして、近年のセブンコーヒームーブメントは、新たなコーヒー時代の到来を告げた。”美味しいコンビニコーヒー”は今や国民的カルチャーとなりつつある。
さて、そんな中カナダのセブンイレブンが、「7rewards」と題して興味深いキャンペーンを行っている。それは、セブンイレブンで購入したドリンク6杯につき1杯が無料となるキャンペーンだ。
アプリをダウンロードし、ドリンクを購入する際に、バーコードをスキャンする。それを6回行えば、7杯目が無料になるというものだ。
一見シンプルなキャンペーンに見えるが、この動きは、これまでのセブンイレブンの顧客関係管理、いわるゆCRM(Customer Relationship Management)を違う次元に引き上げる。
コンビニのCRMと言えば、言わずと知れたPOSシステムだ。レジ担当者が、購入者の性別、年齢を登録していく。そのデータは、在庫及びマーケティングのためのデータとして利用をしていく。
しかし、スマホアプリ時代は、そのCRMを更なる高みへと引き上げる。例えば、7rewardsによるドリンクの購入履歴は、個別の地理情報や購入頻度、購入履歴等を蓄積することができる。それぞれの購入パターンによって顧客をカテゴライズし、受手にとって有り難い情報をプッシュマーケティングするとしたら、その効果は火を見るより明らかだ。
日本においても、コーヒー7杯目無料キャンペーンを行えば、相当数のアプリのダウンロード数が記録されるだろう。そうなると、コンビニのCRMが一気にスマホアプリへとシフトする可能性がある。7rewardsの可能性は、思っているよりもずっと強力だ。
【クエスチョン】
・ドリンク無料!コーヒー無料!をキーワードに、これまでにないマーケティングアイデアを考えてみよう!