健康を大切にしたいけど、毎日気にするのは大変だ。しかし、次世代テクノロジー及びデザインがそんな悩みを一気に解決してくれるかもしれない。
今回は、世界から見つけて来たヘルスケアアイテム5つを厳選してご紹介したい。
イライラも命を救うウェアラブル腕時計
「Embrace」と名付けられたこの腕時計は加速度計や温度、ジャイロスコープなどが内蔵してあり日々の活動すべてを記録する。さらにアプリと連携することで高度なモニタリングが可能となる。また、てんかんなどの痙攣性の発作もアラートで教えてくれる優れもの。
注目する点は上司と同僚に接している時のストレスレベルまで分かるのだ。 カップルや夫婦間でお互いに見えないストレスが可視化されることで、優しい気遣いができるかもしれない。ちなみに、値段は199ドル(約2万4000円)と比較的お手頃。
オールインワンで治療するサプリメントパック
「SmartPack」は、エクササイズの方法や食事療法レシピなどがサプリメントと一緒に入った製品。抱えている健康問題は、複雑な要因から来ていることが多い。ならば、それを包括的に捉えてアプローチをしようという考え方だ。
箱の色も通常の白色ではなく、あえてカラフルにすることで何のサプリメントなのか覚えやすいようにデザイン。こういった製品における良いデザインの要素の1つは、少ないアクションでより多くの関係性を見つけ出すことだろう。
気軽に飲めるサプリからエクササイズ、食事療法までを総合的にアプローチする取り組みは、益々増えていくことだろう。
認知症専用理想のヘッドバンド
韓国のヘルス系スタートアップ「Ybrain」が開発した認知症の治療ヘッドバンド。薬物や介護ケアが中心だった治療法から、神経学に基づき、微弱な電気で治療を行っていくようだ。
その治療データはビックデータとして、さらなる研究に使われる。ウェアラブルだから薬を飲み忘れるということも起こらない。
Bluetoothで尿意を教えてくれる高齢者必須のデバイス
遅かれ早かれやがて人は年をとり、介護が必要になる。そんな時に一番困ることの1つが、尿を自分でできなくなること。オムツを付けることで恥ずかしいだけでなく、その人の尊厳まで奪われてしまうことも。
「Lir」には、Bluetoothが搭載しており、尿意を感知し職員や事前に登録していた人に知らせが行くようになっている。開発したRintoul氏は「膀胱は言ってみれば、バルーンみたいなもの。テクノロジー感知することが一番簡単だと思った」と語る。泌尿器市場はアメリカだけでも17億と言われている。メディカルデバイスの広がりを感じる事例だ。
15歳の少女が考えたHIV検査キットはたった5ドル以下
従来の方法だと5000円〜1万円、時間にして1週間くらいかかってしまうHIV検査。それを、妊娠検査薬のように使い捨て方式、たったの1時間で検査結果を出せるキットを考えたのは15歳のNicole氏。
A 15-year-old girl might have made HIV tests as easy as pregnancy tests.
核酸分子の等温増幅方法という特殊な方法を使うことで、電気が必要なくどこでも検査が行える。現段階ではまだ製品化までは到達していないが、これからに期待したいコンセプトだ。
【クエスチョン】
・上記のような情報を知りたいと思っていそうな家族や友人・知人がいれば、教えてあげよう!
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小檜山 諒
沖縄県在住フリーランスキュレーター。世界中のオモシロイ!刺さる!ハッとする!動画やプロダクトを集めています。あなたのモノの見方が変わるような記事を書いていきます。よろしくお願いします!