各都市が、どのように観光客を喜ばせていくのか。官民問わず、アイデア合戦が広がっている。
アムステルダムの自転車レンタルの会社が仕掛けた「Yellow Backie」が興味深い。自転車の後ろに黄色いラックを付ける。その後ろに旅行者を乗せ、街を移動するというもの。ラックは無料で配られる。
旅行者は、黄色いラックのついた自転車を見つけたら、バッキー!と叫ぶ。すると、旅行者をフォローしたい人の乗るラック付きの自転車が止まるのだ。
乗車は無料だが、Airbnbやアクティビティ販売する人が、見込み客を獲得する手段になるかもしれない。
国によって、地域によって、ここまで簡易なラックでは法的に難しいかもしれないが、なんともインスピレーションを与えてくれる事例である。
外国人観光客に、どのように楽しんでいただくか。そのアイデアは世界各地で百花繚乱である。