おおお!これはいい!
「日本語」で世界中のデザイナー、クリエイターにデザインの発注ができるクラウドソーシングサイト「designclue」がクローズドβ版で公開。
TOPページの「7日間で100以上のカスタムデザインが世界中のデザイナーから提案されます!」「低価格・数多い提案数・気に入れば購入」というキーワードはかなり惹かれます(笑)
こちらdesignclueは、発注に対して、デザイナーが提案をおこなうコンペ形式で購入する仕組み。発注者は依頼内容を項目に日本語で入力していくだけで、自動的に英語の依頼フォームが出来上がっていくようです。
2012年9月23日現在ではまだ、ロゴデザインとアイコンデザインのみですが、今後WEBサイトやチラシなどどんどん拡充されていくことでしょう。
決済についてはやはりPaypalで、クライアントは依頼時に採用デザインを購入する金額を予め Paypalに入金しておく必要があるが、コンペ終了時に気に入るデザインがなかった場合は100%返金というシステムです。
ちなみに、成約した金額の10%が手数料としてdesignclueに入る仕組みです。
クラウドソーシングが乗り越える壁
photo credit: marfis75 via photopin cc
クラウドソーシングとは、個人間や個人法人間で仕事を匿名で直接依頼し、依頼から決済・仕事管理まで出来るサービスのことを言います。
日本では多数存在しているクラウドソーシング系サービスが統廃合の動きへと移行していっていますが、次は言語の壁が喪失し、世界のクラウド(群衆)とつながり始める時代へと突入して行きます。
クラウド・ソーシングが、乗り越えてきた「壁」は次のものです。
・出会いの壁
→世の中にたくさん存在する、素晴らしい受注者、ビジネス・パートナーと出会うことが難しかった
・信頼の壁
→秩序だっていないイメージのWEBを通じて、顔の見えない人に仕事を発注するにはリスクを伴う感覚がある
・コミュニケーションの壁
→細かくテキストベースで支持を出さなければいけない。自分がその分野に詳しくないといけない
・価格の壁
→不明瞭価格の場合が多く、適正価格がわかりにくかった
・スピードの壁
→出会って、信頼を獲得して、予算を交渉して、依頼して、進捗を管理して、支払いをするというまでの流れが手間であった
クラウド・ソーシングはこれらの壁を見事に超えてきており、いよいよ「言語の壁」までもが乗り越えられようとしています。
これから、多くの仕事がクラウドソーシングに行われていくことになるでしょう。
その時、「社会」、「働き方」、「仕事のやり方」に大きな変化が起こることは間違いありません。
これからも注目の潮流ですね。
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