各種家庭用3Dプリンタの特徴を表現し、リストアップてくれているサイトがありましたので、拙訳でご紹介。
The Best 3D Printers On The Planet
初心者に最適と知られている3DプリンタならPrintrbot LC。価格は安価で549ドル。
みんなでアイデアやデータをシェアし、アクティブな3Dプリントライフを楽しみたい!という人は、やっぱりMakerbotのReplicator2。3Dデータ共有サイト「Thingiverse」がありますからね〜。価格は2199ドル。ちなみに、個人的にはもうすぐ発売されるReplicator2Xが気になるところ。
よく分からないから、とにかく簡単に使いたい!という場合はAfinia H-Series。最初から全て組み立てられており、容易に使い始めることができます。価格は1499ドル。
造形スピードにこだわるのであれば、Ultimaker。実際に動画で、造形スピードを見ました驚きでした(汗)価格は1575ドル。
とにかく信頼性、安定性を求めるなら大手3Dプリンタメーカー・3Dシステムズ社のCube。色もカラフルに取り揃えられています。価格は1299ドル。
3Dプリンタのことはよく分からないから…とにかくまずは安いものを…と思っている方はPrintrbot Jr。価格は399ドル。安い!!!
比較的大きなサイズのものを高い品質で3DプリントしたいならType A Series 1。価格は1,400ドル。
環境的に音の小さいのがいい…という方はFelix 1.0。価格は1,186ドル。
最先端機種ならやっぱりForm-1。プロ用の品質を保ちつつも手頃な値段の3Dプリンタとして人気です。価格は3,299ドル。
以上です。個人的には、やっぱりMakerbotのReplicator2Xが気になってしまいますね〜。
※2013年6月に次のフルカラー3Dデスクトッププリンタの発売も予定されていますので注目です。「ついに来る!世界初のフルカラー3DデスクトッププリンタbotObjects」、「世界初のフルカラー3DデスクトッププリンタbotObjects『ProDesk3D』が予約受付開始!価格は約30万円!」
「初心者メイカーズのための3Dプリンター&周辺ツール活用ガイド(Kindle版)」はおススメ
水野操さんの電子書籍「初心者メイカーズのための3Dプリンター&周辺ツール活用ガイド」には、初心者にも分かりやすく3Dプリンタ周辺情報がまとまっています。
400円というのが良いですね!目次はこちら。
第1章 様々な場面で活躍する3Dプリンター
多様な産業で使用される3Dプリンター
3Dプリンターの主な用途
簡単に自分のオリジナルグッズをショップで販売
3Dプリンターの活用が図られている場面
コンセプトモデリングフェーズ
試作フェーズ
生産準備・生産フェーズ
最終製品第2章 3Dプリンターとは何ものか
3Dプリンターとは
3Dプリンターの仕組み
3Dプリンタで使われる材料
3Dプリンターで期待できる仕上がり
仕上りの例
3Dプリンターを使うことのメリットとデメリット
メリット
デメリット
3Dプリンターは3Dデータがなければただの箱
3Dデータとは何か
3Dデータを作るためのモデラーの選び方
3Dスキャナー
STLファイル
STLデータを作る上での注意点第3章 3Dプリンタ利用の実際
ステップ1:3Dモデラーでデータ準備する
ステップ2:STLデータを準備する
ステップ3:3Dプリンターで造型する
ステップ4:後処理と完成第4章 出力サービスの活用
出力サービスの使用例第5章 3Dプリンターガイド
価格帯による違いを考える
出力方式と材料の特徴
主な3Dプリンターメーカー一覧
主要機種を実際に使ってみる
Dimension/uPrintによるプロセス第6章 3Dプリンターがもっと普及していくために
3Dプリンターが発達してもそれがすべてではない
3Dプリンターに向いた使い方を考える
材料の種類は拡がっていくのか
経済性
3Dデータの普及
書籍の中に「3Dプリンタのデメリット」について書かれています。その中に「量産できない形状をつくってしまう場合がある」というものがありました。
3Dプリンタは物理的に成立する形状であれば、どんな形でもつくることはできます。しかし、それが売れて行き、いざ金型を作ろう!と考えた際「その形は、金型(射出成形)では難しいらしい…」(涙)という落ちがありえるということですね。
一部品でも、このような形状があると、メイカーズにはショックですよね…。この辺りについても、今後しっかりと考えていかなければならないのでしょう。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
※Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになりました。