おっと、きましたね。電子回路基板を作り上げるツール「Board Forge」。
Pitches with Prototypes: Electronics Factory
電子回路とは?
電子回路(でんしかいろ、electronic circuit)とは、電子部品を電気伝導体で接続し電流の通り道をつくり、目的の動作を行わせる電気回路である。電子部品と配線の組み合わせにより、単純なものから複雑なものまで様々な動作が可能である。信号を増幅したり、計算したり、データを転送したりといったことができる
引用元: 電子回路 – Wikipedia.
非常に興味深いのは、Kickstarterで資金調達し、最終的には2,000ドルあまりで販売したいと考えていること。2,000ドルって、約20万円ですからね。これもまた大きな話題となりそうです。
また、彼らは「Think MakerBot for electronics.(電子機器版のMakerbotだと思って)」と発言しています。Makerbotとは、デスクトップ型3Dプリンタの大手です。
デスクトップ型の3DプリンタとBoard Forgeで、気軽に電気機器を作る未来。まさにメイカーズムーブメントですね。
動きは、こんな感じ。
もし2,000ドル前後で発売されてくるとするならば、コワーキングスペース等への導入も決定でしょう。1人家電メーカー、チームで家電メーカーを作る障壁は益々低くなっていきそうです。
GEとQuirkyが提携した件
Partnership Announcement from Quirky on Vimeo.
昨日の記事「すごい!クラウドソーシングとデジタルファブリケーションによって発明を再発明したQuirky」を読んでくださった読者に教えていただきました。
なんと、GEとQuirkyが提携!
GEは、エジソンが創業した総合電気機器会社であり、今や世界最大のコングロマリット(複合企業)です。
GEと、social product developmentと呼ばれる手法でクラウドの力を使って発明を行う「Quirky」がパートナーシップを組みました。これにより、誰でもGEの新商品開発に参加することが可能になります。GEは同社が持つ数千もの特許や新技術をQuirkyコミュニティに開放します。
(中略)
今回の提携により、QuirkyとGEは共同ブランドの製品開発をQuirkyを通じて行なっていくことになります。その商品開発にはデザイナーやエンジニア、プランナーなど多様な人々が世界中から参加可能。
引用元: GEとオンラインデザインコミュニティQuirkyが提携、クラウドソーシングによるイノベーションを図る | sense of medium.
やはり大企業も、この21世紀の大潮流「”個”の勃興」には抗えません。
Board Forgeのような個に力を与える高性能で安価なツールがどんどん生まれて来る中で、日本はどうするのでしょうか。いずれにせよ、今後も注目したいところです。