年内に衣類を印刷できるデスクトップ型3Dプリンタが登場しそうです。
米国Electroloomは、衣類のデジタルデータを印刷するためのパーソナル3Dプリンタのスタートアップ。
以前、工業デザイナーのジョシュア·ハリス氏が、3Dプリンタを使って家で服を製造する2050年のコンセプトを発表しました。
【参考】
・2050年には、自宅の3Dプリンタで衣服を印刷するようになる!?
こんな未来も2050年という遠い未来ではないかもしれません。
Electroloomは、現在3Dプリント用の繊維を開発しており、またShapewaysのように衣料のデジタルデータが集まるプラットフォームを作っていく模様。
衣料のデジタルデータショッピングモールといった感じでしょう。
また、衣類にかけられる生産や配送のエネルギーを削減することで、環境にも配慮できるシステム。
はてさて、こちらの3Dプリンタ、どれくらいの機能性、価格帯で登場してくるのか注目です。
衣料業界に続々と登場する新しい事業モデル
photo credit: Minhimalism via photopin cc
衣類においても、価値創造プロセス、流通システムが劇的に変化していきそうです。
以前、WEB上で衣類をデザインをするファッションレーベルCONSTRVCTをご紹介しました。
CONSTRVCT overview from Continuum Fashion on Vimeo.
【参考】
・世界初!完全クラウドソースのファッションレーベルCONSTRVCTがすごい
また、期間限定でロンドンにオープンした「YrStore」は、お客さんがTシャツを自分でデザインして、その場で作って購入するストアです。
YrStore Press Launch Short from YrStore on Vimeo.
【参考】
・服屋の未来。その場でデザインし、プリントされた服を販売する「YrStore」
また、自分の靴ブランドを作って、販売まで行えるプラットフォーム「AliveShoes」なんかもあります。
衣料業界も、新しい時代の新しい事業モデルが続々と登場してきています。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」