オランダにて、3Dスキャン及び3Dプリントができるスタジオ「DoubleMe3d」がオープン。注目を集める理由は、支払いにBitcoinがOKなこと。
スタジオの片隅が撮影場所となっています。
数分で全身の撮影が可能。
PLA樹脂以外の材料で3Dプリントしたい場合は、Shapewaysに委託するという方法をとっています。
地域の写真館などは、3Dプリンタ会社と提携し、どんどんこういうサービスを展開していって欲しいですね。
そして、メイカーの動きとバーチャルマネーの動きの連携事例は、どんどん増えていきそう。今後も注目です。
【参考】
・ものづくりとお金の民主化。FormlabsがBitcoinでの決済を受付け開始
メイカーズ、バーチャルマネー、そして共有経済
こちらは、スイスで始まっているいらないものを置くためのボックス設置のネットワークです。
Boîtes d’Échange Entre Voisins
各地域に設置されており、そのボックスが地域の小さな共有経済を生み出し広がっている模様。
先進国ではここ数十年、消費者である個人と市民である個人がずいぶんと引き離されました。特に都会においては、もはや”消費者の側面”と”市民の側面”は別物と言えるほどにその乖離は広がっています。
しかし、今後は再びこれらが緩やかに融合していきます。それをつなげるトレンドの1つが急発展している”共有経済”です。
そして、共有経済のトレンドはメイカーのトレンドとも相性がいいです。例えば、セルフで3Dスキャンのできる工房と、皆でいらないものを持ち寄って交換できるBoxを連携させた新しい”市民コンビニ”のようなものも今後登場してきそうな予感。
高度な利便性とデザイン性を兼ね備えさせ、ビジネスモデルとしても作り上げていける可能性もありますし、地域のNPOが行政と組んで生み出していくことも可能でしょう。
いずれにしても、これらの新しい時代の市民のインフラについては追っていきたいところです。