地域の飲み会、パーティーがオープンプラットフォームになる時、そこには新たなカルチャーが生まれます。
スマホアプリの「Party with a Local」は、その名の通り、地域のパーティーを、主に観光客に解放するアプリです。利用者としては、観光に来て、地域の人と交流したい場合に利用します。
まずは、アプリを開いてFacebookでログイン。
近くで行われているパーティーが、写真と共にこのように表示されます。
気になるパーティー、人を選んでと。
すぐさまチャットが開始されます。
待ち合わせ場所で、地元の人と出会ったら…
パーティーの開始です!いや〜、これは普通にありでしょうね、利用したい。
旅行に行って、地域の美味しいお店を探して食事をするのもいいですが、地元の人との交流は、旅行そのもののグレードを上げてくれます。
私は出張の際も空き部屋シェアサイトAirbnbを利用していますが、もしParty with a Localが日本にもあったら、プラスαで確実に利用するだろうな、と思います。旅の夕食は、地元の人との交流と一緒に。そんな世界観が見えています。
Party with a Local from Party with a Local on Vimeo.
生きるように働く。交流が集客となる
PHOTO: summer holidays from Shutterstock
集客に新しい方法が加わります。それは、より気軽な出会いと交流です。
先日、写真館を経営する若きリーダーの集まるPGCの東北総会にて、「ビジネスの進化と次世代フォトビジネス」と題し、講演させていただきました。
そこでも語らさせていただいたことの1つは、この出会いと交流そのものが集客につながるということです。
例えば、今回のParty with a Localのようなサービスも、写真館に活かせるツールです。つまり、写真館が、観光客に夕食を解放する。そこでの気軽な出会いは、明確な営業行為ではないものの、当然ながら観光客の撮影という仕事につながる可能性があります。
また、そのようなオープンプラットフォームとしての方向性を明確に打ち出せるお店であれば、見えないところで口コミやPR効果も現れることでしょう。今の時代、観光客が、ソーシャルメディアで情報を発信する可能性はかなり高いですからね。
あらゆるお店が、このように集客手段の1つとして、出会いや交流を促進させるサービスを利用していけるわけです。
そして、この場合もはや、営業やら交流やらの境はありません。「生きるように働く」そんな近未来の方向性を示す象徴的な事例が、今後もたくさん登場してきそうです。