映像やテキストコンテンツと同じように、「3Dデータ」をどのようにマーケティングに利用するか?今後の1つの課題となりそうです。
アニメーション映画「The Boxtrolls」が無償で3Dデータを配布しています。3DシステムズのWEBサイト内で、ダウンロードができるようになっています。
今後も3Dプリンタやデジタルファブリケーションは益々進化をしながら普及していきます。結果、販売されるフィギュアが簡単にスキャンされて、ネット上に拡散することは、もはや見えていること。
であるならば、初めからマーケティングの効果を見据えて無料で配ってしまえ!そんな選択肢だって生まれてきそうです。
もっと言えば、Youtube上でどれだけ音楽を拡散できるか、どれだけ再生されているかで、その曲やアーティストの評価が決まるように、どれだけ3Dデータがダウンロードされるかで、そのコンテンツの価値が決められる場合だって考えられます。
また、未来においては3Dデータのダウンロード数から人気のキャラを見つけて、それをもとに新たなアニメや漫画が出てくる可能性すらあるのではないでしょうか。
3Dデータをどのような位置に置き、フィギュアや物販をどのように考えていくのか。この辺りの組み立てまでを考えるべきタイミングに来ています。
3Dデータ時代のマーケティングの可能性
Sandboxrは、ゲーム開発者、アニメーター、アーティストによってアップロードされたキャラクターの3Dモデルを3Dプリントできるサービス。
上の映像をご覧いただくと分かりますが、3Dデータ作成についてよく分からなくても、簡単に自分の好きなポーズにカスタマイズすることができ、好みのフィギュアをフルカラー3Dプリントすることができます。
【参考】
・ゲームやアニメのキャラを簡単にカスタマイズして、格安で3DプリントできるSandboxrがすごい!
このようなサービスは、3Dデータ時代、一般的に利用されていきそう。ビジネスやマーケティングとして、”3Dデータを簡単カスタマイズする”流れをどう活用していくべきか。
コンテンツとモノがこれまでにない融合を遂げながら、新たな段階へとステップアップします。