商品を販売する場合、それを利用する空間の情報デザインは、重要なマーケティングトレンドとなる。
以前、シャンパンボトルに記述されたIDをアプリに入れると、その商品のヒストリーが表示されるのと同時に、おススメの音楽までレコメンドされるという、シャンパンメーカー「Krug」取り組みをご紹介した。
【参考】
・世界観を販売する時代へ。提供するプロダクトは、世界観の一部を表現するものにすぎない
そして、それを更に進化させたような香港のピザハットのキャンペーンが面白い。購入したピザには、プロジェクターのレンズが入っている。
箱の側面を押すと丸く穴があく。
そこにプロジェクターレンズをはめる。
ピザボックスの側面にあるQRコードを読み取り、
ミニプロジェクターを支えた椅子を利用して、スマホをセット。
そのタイミングで、皆でピザを食べ始める。
映像が上映されていき、それを見ながら皆でピザを食べていく。
どんな映像が配信されるのかにもよるが、工夫次第では、ピザに大きな付加価値を付けることができそうだ。空間に情報をまとわせることによって、どのように製品体験を高度化させるのか?これからの重要な視点である。
【クエスチョン】
・顧客満足度を高めるために、製品体験にどのような情報をデザインするべきか?同僚とアイデアを出し合ってみよう!