インドネシアのスタートアップ、Aibilitiesが、「Dokita」という無料Androidアプリ
を発表しました。Dokitaの意味は「dokter kita(私たちのお医者さん)」です。
ユーザはこのスマフォアプリを通して、医師から健康に関する初歩的な
アドバイスを受けることができます。平日の午前9時から午後5時まで、医師と
30分から1時間ほど話ができようです。ユーザが尋ねれば、医師は薬や処方箋
についてのアドバイスをすることもできます。
このような世界の流れを見ていても、いずれ日本でも「スマフォ経由で医療
アドバイスをもらい、薬局やコンビニで薬を買う、それを飲んでまず様子を見る」
ということが普通に起こってくることでしょう。
上の動画にあるように、日本でも、病院に行くとひたすらに並ばされることが
あります。そこで結局、更に体調を崩してしまう…ということも少なくないでしょう。
また、軽い風邪で病院に行ったら、連れて行った子供が強い風邪をもらってきて
しまった…などのトラブルもあります。
私は、以前行った大きな病院で、かなりの時間並ばされた結果、あまりにも医者が
忙しそうで、 目を一度も合わさず、コンピューターを見ながら薬を処方されたことが
ありました。結局、その薬は飲まずに治しましたが…(笑)そんなトラブルも解消
される可能性があります。
テクノロジーによる「医療革命」は目の前に迫っている
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医療×スマホは必ず革命を起こします。それも今のスピードでいけば、遠くない
将来にそれが実現することでしょう。
もちろん、「医療分野」は、「エネルギー」同様、かなり大きな圧力がかかると
予想されるため、簡単に変革されるものではありません。しかし、人類の未来を
考えれば必ず起きなければいけない革命です。
では、どのようにしたらそのスピーディーな進化が可能なのでしょうか?
それは、給料は安くなったとしても、既存の医者をしっかり生かす仕組みを
取り入れていくことです。
例えば、都会で長時間待たされる患者と地方の医者とをつなげれば
どうでしょうか。きっとこのような展開は必然的に起こってくることで
しょう。
テクノロジーの発展は単純に「医者の数」を少なくする革命となります。
それが「経済性」の論理であるからです。省人化は各業界で進みます。
よって、よりスムーズにこの革命を進展させていくには、まずはしっかりと
既存の医者を活かす仕組みを考えていくことです。
士業関係は、今までは資格の取得者の増減によって、「給料」や「地位」という
ものが決まってきました。しかしこれからは、資格の取得者の数だけではなく、
テクノロジーがどんどんどんどん代替を始めます。
これは、どうしても来る未来です。これを人類はどのように活かしていくか。
それが大切な論点です。