人に地球に優しい完全循環型のエコな社会。今、世界はその理想に向けゆっくりと進んでいる。
ニューヨーク発の「INTELLIBINS」は、リサイクルしてくれるごみ捨て場を教えてくれるアプリだ。ペットボトルに新聞、ビニール類から衣類まで…。次の画面から、自分が捨てたいものをオンにする。
すると、現在地とごみ捨て場を次のように表示してくれるわけだ。
This NYC Startup Aims To Build A Recycling Ecosystem With Your Phone
ニューヨークのごみのリサイクル率は15%と低く、この現状を改善するために立ち上げられることとなった。事業としては最初広告モデル、参加者にはゲーミフィケーションによる報酬プログラムも導入していくという。
ちなみに、日本のごみのリサイクル率ランキングはこちら。日本においてもまだまだ改善の余地があることも分かる。
「ごみは近くにあるリサイクル可能なごみ捨て場へ」というカルチャーがじわじわ広がって行った時、そして情報密度が更に高い社会へと移って行った時、次のようなシステムが広がる可能性もある。
それは、たまたまそのリサイクルごみ捨て場に向かう人に、自身が捨てるごみをバトンタッチして持っていってもらうということだ。ごみを捨てたい人と、持って行ける人をリアルタイムでマッチングさせていくということである。まさに”ついでのごみ捨てボランティア”であり、それが自身のオンライン上の評価につながっていく世界だ。
これは、ごみリサイクルのクラウドソーシングネットワークと言ってもいいだろう。ごみ拾いのボランティアネットワークは、広がっているようだが、その方法における選択肢が更に多くなることを願っている。