オフィスグリコ、オフィスに瞬時に届く弁当、その次はオフィスケータリングではないだろうか。
米国サンフランシスコ発の「Zesty」は、会社に健康的かつ美味しい食事をケータリングする。
地元で厳選されたお店と提携し、食事を提供していくスタイルだ。SalesforceやInstacartなど既に数百の会社に入っており、現時点で2,000万ドルの資金調達もしている。
人材獲得競争は、最重要な課題となっている。また従業員のハピネスは、会社の評価に直結する時代である。
会社は、スタッフの「どのように働くか」というところから「どのように生きるか」までをもフォローしなければ支持されなくなっていく。
「どのようなものを食べるか」は、「どのように生きるか」にもつながる。このモデルはサンフランシスコという特殊な地域だから支持される(成り立つ)、という話ではないと思っている。健康的で美味しい食事が提供される会社は日本でもGoogleなどの一部の会社だけではなくなるはずだ。
近未来において、会社組織は、スタッフの食事までも高度に支援する時代になる可能性は高い。
※新刊「ビジネスモデル2025」が、発売1ヶ月半で5刷に突入!
【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025