「小さな部屋、小さな家、だけど満足度は高い。だって移動も気軽だし」そんなこれまでにない住居概念が広がっていくかもしれない。
モジュールタイプのマイクロアパートメント「Kasita」が、21世紀の居住の世界に大いなる可能性を投げかける。
約19平方メートルという小さなスペースを最大限に活かす、ご覧のような新たな都市住宅のカタチを提案する。壁がモジューになっており、嗜好に合わせて柔軟にインテリアを設置できる。
無駄な場所をなくし、スペースは最大限活用。そのデザインも未来的で人々の目を惹く。更に、賃貸料もその土地のワンルームマンションの半額程度で借りられるようにするという。
来年から全米の都市部に展開をされていくようだが、とにかく面白いところは、部屋自体がモジュールタイプなので、各地域のマイクロアパートメントシステムにそのまま移行させることができるという点。しかも、その方法はスマホのボタン1つだ。
新たな働き方の波が怒濤のごとく世界に広がってきた。当然日本も例外ではない。オンラインワーク、在宅勤務、パラレルキャリア等々、2016年これらの新しい働き方のキーワードは、いよいよ支流から主流へと移行して行くこととなる。その働き方を支える住居のあり方も、本格的に模索されていくことになるだろう。
「移動」は人類の進化の衝動に直結している。人間は、部屋そのものを気軽に移動させるという方法までも手に入れることになる。
※新刊「ビジネスモデル2025」が、発売1ヶ月半で5刷に突入!
【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025