服は気軽に借りるものになる。もちろん購入する選択肢がなくなるわけではないが、買うことと同じくらい、借りることが身近になる。
スウェーデンのファッションデザイナーグループが立ち上げたプロジェクト「ShareWear」が興味深い。服や靴を借りたい人はInstagramで「#sharewear」タグを検索する。すると共有OKなファッションアイテムが並ぶ。そこで借りたいアイテム写真のコメント欄にて、貸し出し依頼をする。
ShareWearプロジェクトが配送を行っているわけではないので、そこで持ち主にメッセージをして配送、受け取りについてやり取りをする。借りて1週間が経ったら、次は自分が#sharewearのハッシュタグを付けて借りたファッションアイテムをInstagramに投稿する。その際にはロケーション情報も記載。
Instagramというファッションと相性の良いプラットフォームを利用した新たなシェアプロジェクト。これがどのような広がりを見せていくのか注目していきたいところ。民泊文化と同じく、ファッション共有のカルチャーは、人類を新たな地平へと導いていく。
【参考】
・衣類は借りたり、交換するものになる。ファッションライブラリーが世界に広がる理由
※新刊「ビジネスモデル2025」が、発売1ヶ月半で5刷に突入!
【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025