こんなサービスが日本にもあったら嬉しいのに!
「Gobble(ゴブル)」は、自分の住むエリアにいる「シェフ」「料理研究家」の料理をウェブでオーダーし、1食分から配達してくれるケータリングのマッチングサービスです。また、コンセプトとしては「健康的で栄養豊富な手作り料理」。いい感じですね。
こんな感じで、メニューとシェフのプロフィール、そしてカートボタンがついています。
ちなみにこちら「Tofu」(豆腐)を使ったメニュー。評判も良く、美味しそうです。
またメニューの下には、そのメニューのファンや食べ人の感想が記入されています。
気になる価格帯はというと、1つのメニューの単価は6ドルから20ドルくらい。配達料は10ドル。
お祝いを家でやりたい時、また、子供がまだ小さくて外食をしにくい家庭、また健康で豊かな食事を食べたいと思う1人暮らしの男性、女性。きっとニーズはあるでしょうね。
う〜ん、これ日本でもやって欲しいですね!
「食」をソーシャル化する切り口は、まだまだある
photo credit: Dmitry Chertousov via photopin cc
現在、飲食業界は安くて早いフランチャイズ系か、そのお店のシェフが名物となるような個人店に二極化しています。
そんな中、他の仕事と同様「シェフ」の仕事も、競争は激しくなっています。よって、固定費をかける「お店」を持つ、また従業員を雇うという固定費リスクは年々高まっています。
よって、Gobbleのようなサービスが日本に登場すれば、「シェフ」や「料理研究家」の雇用を生み出す場になるのと同時に、お店を出してもいいかどうかのテストの1つとすることもできるでしょう。ケータリングの注文が多く、ファンが生まれれば、お店を出すリスクはかなり下がります。
また、明確な「シェフ」という切り口だけではなく地域の「お母さん」や「おばあちゃん」が登録されているケータリングマッチングサイトがあってもよいのかもしれません。家族のような人が安い価格で料理を作ってくれ、届けてくれれば有り難い!という一人暮らしの人は多いように思います。
料理を提供する側が「本当に私のご飯を提供してもいいのかな?」というとまどいがあり、文化の定着まで時間がかかりそうですが、女性に雇用を生み出す、そして地域のつながりを取り戻すことを目的に、ソーシャル・ビジネス的な切り口でサービスを展開するというのはあるように思います。
「食」のソーシャル化。まだまだ切り口はいろいろとありそうです。
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