イギリスには、公共スペース作りに特化したクラウドファンディグ「Spacehive」があります。
どんなプロジェクトが投稿されているかというと、例えばこちら、都会に作る「森の庭」。子供たちが生物多様性や農業について学ぶことができる公共スペースを作るプロジェクトです。
また、イギリスの国技でもある「クリケット」がおもいっきりできるスペースを作るプロジェクトなんていうのもあります。
またSpacehiveは、個人だけでなく、企業からの資金提供を受け付けています。公共スペース作りを企業がサポートする潮流。とても面白いですね。
ニューヨーク市も「Kickstarter」で資金を集め始めている
実は、ニューヨーク市はクラウドファンディングサイト最大手「Kickstarter」で資金調達を始めています。「KickstarterNYC」として専用ページが設けられています。
どんなプロジェクトが資金調達をしているかというと、例えば、ニューヨーク市が所有している8000平方フィートを使って、子供達のための「教育ファーム」を作るプロジェクト。ここで作ったたくさんの新鮮な農産物はニューヨークに供給するとしています。
子供達の芸術教育を進めるスペースをつくるプロジェクト。壁に自由に線を引いたり、紐を使って空間をデザインしたりと、子供達の独創性を形にできるスペースです。
これらのプロジェクトの多くが資金調達目標をクリアしており、クラウドファンディングが公共的なプロジェクト、行政関連プロジェクトにうまく活用できることが証明されてきています。
日本も慢性的な資金不足を抱えていますので、近い将来きっとこのような流れが始まっていくことでしょう。
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