最近よく聞かれること。
それは、「未来のこと」です。
時代が行き詰まり、いよいよ変革の時期が迫っているという
ことを社会全体が雰囲気として感じてきているという
ことでしょう。
今回は、未来の仕事の3つの傾向性について書こうと思います。
それは、これからの仕事は社会貢献競争の中で、大きく分けて
3つの傾向性を持つということです。
・高度な技術開発、技術提供の時代
・人間にしか表現できないぬくもりと感性を提供して行く時代
・自分の好きなこと、使命の道でアーティストとなっていく時代
通常であれば、ショッキングに思える未来図。
しかし、とても現実的な予測があります。
それは、
「2020年くらいからロボットや人口知能、インターネットの発達
で現在の仕事の95%の仕事がいらない時代となる」
という未来図です。
例えば、ロボット市場は2035年には9兆7000億円にまで
拡大すると予測されています。
「そんなことって現実的に起こりうるの???」
と思いますが、このように産業構造が根本的にひっくり
返った時代は、確かにありました。
それは、19世紀から始まった産業革命。
手作業でモノを作っていたな働き手(職人)の仕事が機械の
発達によって奪われました。
ものを運ぶことを仕事にしていた人が鉄道や自動車に仕事を
奪われたり、手で行っていた縫い物作業などがどんどん機会
に奪われていきました。
情報革命でもその構造は同じです。すでにIT化やロボット化は
人から仕事をどんどん奪いつつあります。
産業革命で人が貨物を運ぶ時代から、鉄道会社が貨物を
運ぶ時代となりましたが、今ではその鉄道会社が、
自動改札や列車の運行ダイヤなどの自動化によって、
どんどん人を減らす方向で動いています。
また、例えばですがCGの進化によって俳優の仕事が
どんどん奪われる時代がくる可能性があります。
あと20年もしたらドラマにでている俳優のほとんどが
実在しない人物…なんてことも十分ありえます。
今もまさにそういった時代の中に私たちは生きています。
経済学者であるロバート・B・ライシュ氏はこのように
言っています。
「資本主義がグローバル化すると先進国には二種類の仕事しか残らない。
一つは金融やソフトウェアなどの高度な技能によって高い所得を得る仕事、
もう一つはコンビニの店員や介護士のような低賃金のサービス業だ。」
以上のことから、これからの個人における仕事の傾向性としては、
次のようなことが言えます。
それは、「高度な技術開発、技術提供が仕事」
そして、そうなってくるとロボットやインターネットでは代替
できないことが1つの仕事となってきます。
それは、人間の温かさ、ぬくもりです。
例えば、お母さんが子供の横に寝て絵本を読んであげること、
お婆ちゃん、お爺ちゃんを車いすに乗せて散歩にいくこと
とても美味しい手作りの料理を作ってあげることなど、
こういったことは、ロボットではもの足りないものです。
よって、人間にしか表現できないぬくもりと感性を提供して行く
仕事が、社会では更に求められるということです
また、遠くない将来1人月に数万円のベーシック・インカム
(最低限所得保障)、もしくはそれに近いものが導入される
可能性があります。
すると、「働くとはいったいどういうことか?」が再定義
される中、自分が好きなこと、使命と感じる道で、生涯
続けていける仕事を持つ人たちが増えていきます。
今もその傾向性はあり、自分で食べるものは農業で作り、
少々のお金は音楽で稼ぐ!という方が東京都内にも現れ始め
ています。
それが「自分の好きなこと、使命の道でアーティストとなっていく時代」
という意味です。
最後にまとめると、未来の仕事の傾向性こちらです。
・高度な技術開発、技術提供の時代
・人間にしか表現できないぬくもりと感性を提供して行く時代
・自分の好きなこと、使命の道でアーティストとなっていく時代
これは、2035年には平均寿命が100歳を超える予測がされて
いる現代。65歳を過ぎても元気にあと30年は何か活動ができる
時代になるのですから、皆が共通して知っておかなければ
ならないことだと思っています。
それでは、今回はこの辺で!