先日、「家庭用3Dプリンタを買うならどれ?特徴別3Dプリンタリスト」の記事の中で初心者に最適と紹介した Printrbotが、新しいiPhoneアプリ”Makrz“を発表しました。
3Dプリンタ、レーザーカッター、CNC加工などのための、オープン・ソース・データを共有するメーカーズコミュニティです。
私も早速ダウンロード。(無料)
検索機能で「cup」と検索してみました。下の画像の”printrbot.com”の文字は、なかなか画像が読み込めないという状況です。このように、まだ動きが遅いのが気になりましたが、今後、修正されてくるのでしょう。
Makerbotの3Dデータ共有コミュニティThingiverseは、まだiPhoneアプリを投入していませんので、この点ではPrintrbotが先駆けたということでしょうね。
iPhoneで簡単に3Dモデリングができる123D Catchなども普及していく中で、「スマホでものづくり」という新しい潮流が見え始めています。
一億総メイカーズ時代の足音
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LineやFacebookというSNSは、消費社会から生産社会へとつなぐ橋渡し役を担っています。更に、その真の役割の1つは、生産社会のインフラなのだと私は思っています。
今は、コミュニティーションによって、「物語」が「情報」として大量に生産されています。しかし、もし今後、FacebookがThingiverseと組むということが起こったら、どうなるでしょうか?
Facebook上で、友人に簡単にモノの3Dデータを送る、友人達とSNSでコミュニケーションを取りながら、3Dデータをコラボ生産していくという状況が生まれてくる可能性があります。
FacebookグループやLine Bandで何気ないコミュニケーションをする。冗談を言い合う。その冗談がクリエイティブなアイデアとなって、自分たちだけのスマホストラップが誕生する、なんてことも起こってくることでしょう。
一億総メイカーズ時代は、LineやFacebookというSNSがインフラとなり、スマホがものづくり上の役割を担えるようになった時、一気にその認識が広がります。
その時、社会全体は驚きます。「人類は消費社会から生産社会という新たな時代に入った」と。