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メイカーズムーブメントが話題になる中で、3Dモデリングツールを試しに使ってみたいと思う人が増えてきています。
初心者が、まずはどのモデリングツールを使っていくと良いのか?初心者向けの3Dモデリングツールを比較した記事がありましたので拙訳でご紹介。
Tinkercad
Tinkercadは、印刷可能な3Dモデルを簡単に生成するWebベースの3Dモデリングツール。初心者用のフリーの3Dモデルがインポートされています。またThingiverseに直接保存する機能など、様々な機能が含まれています。無償バージョンだと非商用使用として1モデルのみ保存できます。有料版にすると月19ドルかかります。
3DTin
3DTinは、WEBベースの3Dモデリングツールです。こちらは、図形を作成するためには非常にシンプルで良いです。一方3Dプリンタに適した固体モデルを作成するのは少し困難です。よって、ジオメトリエディタを使用する必要があります。ただ3DTinはいくつかの人気の3Dプリントサービスに結びついているので、3Dプリンタを所有していない場合であっても3Dプリントデータを受け取ることができます。
123D Design
こちらは、アプリをダウンロードするかWEB上で動かすことができます。このツールは完璧で、高い機能を持った代表的なツールです。123D Designは3Dプリントするためのモデルをデザインするためのものであり、シンプルなプロセスで3Dデータを生成するように設計されています。
Blender
無料であるのに機能が高く驚くべきツールです。新しい時代の3Dモデリングツールとして推奨されています。しかし、学ぶことが難しいことで知られており、初心者向けではないかもしれません。
SketchUp
SketchUpは、よく初心者向けに良い3Dモデリングツールと言われますが、他のツールとは全く異なる使用方法であることが分かります。言い換えれば、SketchUpを学ぼうと思っても簡単ではないということです。そして、欠点としてはSketchUpの無料版は、3Dプリントされる固体3Dモデルを生成しません。その機能を得るためには、有料のバージョン(495ドル)へアップグレードする必要があります。
では、最終的にどれを使うべきなのか?それは、Tinkercadか123D Designです。仕事のために使うにも非常に優れたツールです。
以上です。ざっくりとこのような感じでしょうか。 個人的には、123D Designを試していきたいと思っています。
こちらが123D Designの使用イメージ動画です。近未来は、こんな風景を各所で見受けられるようになるのでしょう。
ちなみに以前、「iPhoneで写真を撮ることで3Dモデル生成するツール」をご紹介しましたが、こちらもAutodeskの123Dシリーズですね。
iPhoneで簡単に3Dモデリングができる 123D Catch!しかも無料…
また2/19日から始まるバーチャルイベント「モノづくりIT EXPO 2013」 のスポンサーには、3Dデータ関連企業が名前を連ねていますね。
こちらのイベントは、アイティメディア株式会社さんが主催し、クリス・アンダーソンも基調講演をするようです。
私も参加申込をしてみました。IT×ものづくりにご興味のある方は、一度サイトをご覧ください。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
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