いや〜、これには驚きました。
フランスの3Dプリントサービス会社Sculpteoとポーランドのゲーム会社 Infinite Dreamsがコラボレーションをし、3D陶器を簡単に作ることのできるアプリPotteryを発表しています。
まずは、こちらの動画をご覧ください。
作った3Dデータはコミュニティにシェアすることができます。
また、Sculpteoの光造形機で3Dプリントしたものを購入することもできます。
アプリの価格は、iOS、アンドロイドともに4.99ドル。(2013年3月現在)「最初の陶器を焼く窯の炎を見つめるだけで、あなたは達成感と安堵感に包まれることでしょう。陶器作りは日常のストレスを忘れさせ、心を落ち着かせてくれる最良の方法です。癒しと驚き、気持ちが高ぶるこの経験を家族や友だちと一緒に楽しんでみましょう!」とあり、面白そうだったので早速購入。
私も作ってみましたよ〜。どうでしょう?(笑)
作った陶器をゲーム上で販売し、コインを貯めていきます。その貯めたコインで様々な素材、柄などを購入していくような仕組みになっています。陶器を作って販売すればするほど、作れる陶器の幅が広がっていくということですね。
これは、今後の3Dプリンタ業界の広がりの可能性を感じさせてくれる事例です。
「コンテンツ&ゲーム」×「3Dプリンタ」という無限の可能性
photo credit: Toni Blay via photopin cc
無料の面白いネットゲームがたくさん生まれる中で、「ゲームでお金をとるなんて信じられない!」と感じる若者も増えていると聞きます。
ソーシャル・ゲームのビジネスモデルも1つのピークを迎えてきている感があり、今後の展開の可能性を様々模索しているというのが現状でしょう。
以前、3Dシステムズ社が、コンシューマー向け3Dプリントサービスを展開していたCOWEB社の買収し、スタートレックと業務提携を発表したことを記事にしました。
つまり、
「アニメコンテンツやゲームが3Dプリンタを通じてリアルに進出してくる」
この可能性が見えてきていたわけですが、Potteryの事例を通じ更にその可能性の高まりを感じます。
例えば…
・ドラクエやポケポンなどのパーティーやキャラクターを3Dプリントする
・ワンピースやドラえもんのキャラクターの顔だけ自分の顔、家族の顔、友人の顔に変えて印刷する。
・ゲーム上の新しいキャラクターを自分で3Dデザインすることができる。当然そのキャラクターは3Dプリントもできる
考えるほど、非常に大きい可能性を秘めていることが分かります。
日本の3Dプリンタ関連事業者は、コンテンツを持つ企業やゲーム業界と連携をとることで、更なる発展が見込めます。
日本でも、たくさんの面白い事例が生まれることをき期待しながら…。