これは面白いクラウドソーシングアプリ。判断に迷うちょっとしたことを友人・知人、また見知らぬ人にきくためのサービスSeesaw(シーソー)。
「はい」、「いいえ」、または複数の選択肢の中から1つ選ぶスタイルで尋ねることができます。
例えば、今日の夕食に迷う場合「どれが良い?」と、次の画像のように聞くことができます。写真は、自分で撮ったものでなくても、Pinterestなどから引っ張ってこれます。
ソーシャル・メディア上の友人達から投票してもらえ、次のように投票率を確認できます。
どのソファーを買うか迷った時。
どの映画を観るか迷った時。
なるほど。こんなちょっとしたことで迷うこと、日常的によくありますね。
イメージ動画はこちらから。
私も早速SeesawのiPhoneアプリをダウンロードしてみました。「母の日のプレゼントどれが良い?」というカテゴリーがあって、確かにこんな使い方はあるな、と思いました。投票もワンクリックでとても簡単。
「ちょっとしたことを皆に聞く」という文化自体が広がるまでに、多少時間がかかるかもしれませんが、近未来の人類はこんなことを普通にやっているのだろうというインスピレーションをかき立ててもらえるアプリです。
あなたは決して1人ではない
photo credit: Ardinnnn 🙂 via photopin cc
20世紀後半、私たちは「経済」を「社会」と見立て、人間関係の煩わしさを極力避けるために、お金の力でもって「1人」でいることを、選択し続けてきました。
何事もソーシャル・キャピタル(社会関係資本)よりも、お金で解決する方が良いのでは?という仮説のもとに進んできたわけです。
しかし、それが行き着いた先にあったものは、「孤独」という大きな壁でした。家族はより離ればなれになり、信頼していた会社のコミュニティーもいつのまにか「機能」のみを問われる「無機質」なものへと変貌していったのです。
一方、現代になり、各地で近い価値観を持つ人が集まりだしコミュニティーを形成し、スマホは人間の脳をつなげ出しました。Google Glassはそれをより加速させることでしょう。
そして、これからはソーシャル・メディアから広がるクラウドファンディングやクラウドソーシングで、ネット上に、リアルに限りなく近い”人間関係”と”感情”が生み出されていきます。
参考)新たなセイフティーネットの誕生。個人で寄付プロジェクトを立ち上げられるYouCaring.com
21世紀は、「あなたは決して1人ではない」ということを感じられる社会へと変貌を遂げていくのです。