来月発売する書籍「ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉」の装丁コンペの結果発表です!
35名から66案の提案をいただきました。ありがとうございます!
残り1日の段階で28個の提案数だったので、最後の怒濤の提案の波はすごかったです。1日で半分以上(約57%)の提案が上がってきたということになります。
【参考】
「ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉」の装丁をコンペ残り1日!素晴らしいデザインが続々と
まずは、次点2案の発表から。
シンプルですが、力強さがあるこちらのデザイン。
そして、緻密な試行錯誤が見て取れるこちらのデザインが次点となりました。
そして!
出版社、書店、私の意見も入れさせていただく中で、最終的に決まったデザインがこちらです。
いかがでしょうか?
編集部さんのコメントです。
先日来お知らせしてきた新刊書籍の装丁コンペが無事に終了いたしました! いやはや、非常に頭を悩ませました。ふだんは、おひとりのデザイナーさんに依頼するので、これほど多様な案が出てくることはまずなく、同じ依頼なのに人によってこんなにも発想の方向性が違うんだな~と、デザインというものの奥深さを感じ、とてもいい経験になりました。
最終的に選ばせていただいたのが、下の写真のデザインです。さわやかで、タイトル文字がよく目立っており(ココ重要!)、動きがあって、でも少し変わった印象のデザインだと思います。来月後半には書店さんで実物をご覧いただけますので、どうぞお楽しみに。
引用元: 阪急コミュニケーションズ 書籍編集部.
最終的には1番良いデザインに決まったなと、とても嬉しく思っています。
来月発売予定、予約販売も開始しました!
発注側と受注側のメリット、デメリット
出版社からの書籍装丁の依頼は、クラウドソーシングサイト大手「ランサーズ」でも初めてだったようです。
実際に「クラウドソーシングのコンテスト」を行う中で感じた依頼側と受注側のメリットとデメリットをまとめてみました。
【発注側のメリット】
・多数の案が出てきて、より良いデザインにするためのイメージの幅が広がる
・PR告知のイベントにすることができる
・これまでの発注価格よりも、費用を安く抑えられる可能性がある
【発注側のデメリット】
・思ったような案が上がってこないこと
(もちろん、もらったアイデアを更に良くするように意見を言うことはできます。今回も基本のデザインを決定した後にも、カラーの試行錯誤しています。形跡はこちらから)
【受注側のメリット】
・仕事を受けるチャンスの拡大
・実践を通した学習機会となる
【受注側のデメリット】
・激しい競争下におかれる
・これまでより安い価格で受注をしなければならない可能性がある
見方はいろいろありますが、いずれにせよこれからのスタンダードな方法となっていくことでしょう。