アイデアのクラウドソーシングサイトBlabo!がリニューアル。「あなたとつくるモノづくりの新しいカタチ」と題して、ブランド専用ページがリリースされました。
Blabo!を立ち上げた時から思っていたことがあります。商店街を歩くと仲良く笑っている八百屋の店主と主婦が目に飛び込んできました。
そのとき、僕は消費材メーカーでシャンプーを開発していたのですが、ほとんどユーザーに会うことがありませんでした。なんで企業の僕は使ってくれている人と話せず、当てずっぽうでモノづくりをして、八百屋の親父は主婦の要望を聞いて商いをできてるんだろう。
使う人と作る人がもっと近い距離で話し合いながらサービス•商品開発ができたら、ほしいモノが増えるはずだよなあと。
そんな当たり前のことを実現したい、そう思ってBlabo!を立ち上げました。おかげさまで3年を超え、愛してもらえるサービスとなり、今回大きなバージョンアップをしました。
スタートアップ、大企業を問わず企業向けに「ユーザーの声を聞き、いっしょにサービスを育てていく」ことができるブランド専用ページをオープンしました。
引用元: Blabo.
製品に対してなんとなく思うことであったり、自分のアイデアを直接企業にぶつけて、良いアイデアに関しては実現していくというもの。
Blabo!は、メイカーズ時代の「製品のオープン開発プラットフォーム」となる可能性を秘めているので、注目をしています。
オープン開発プラットフォームのインセンティブは?
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この種のサービスは、今後、どのようなインセンティブを参加者に与えていけるのか?というところが重要なポイントとなるでしょう。
もっと言うなら、参加者に「使わずにはいられない!」と思わせるようなインセンティブをデザインしていく必要があると言うことです。
アマゾンが、友人の誕生日にクラウドファンディングを立ち上げ、サプライズプレゼントを贈るAmazon Birthday Giftを発表しました。
そして今後、このサービスもオープンな商品開発プラットフォームとなる可能性を秘めています。皆でその友人の誕生日プレゼントをネット上で作り上げて行くという流れです。
具体的に言えば、WEBブラウザで動く、3Dデータ作成ソフトを皆で共有しながら「何かの製品を作り上げていく」ということです。
【参考】
・アマゾンがクラウドファンディングを開始!「Amazon Birthday Gift」。そして次なる一手とは?
この場合のインセンティブは「友人の誕生日に感謝を伝え、驚きのプレゼントをしたい」というインセンティブです。
QuirkyやWemakeは開発した商品が販売された利益を配分するという方法でインセンティブを与えています。
今後、続々と誕生するであろう製品開発プラットフォームのインセンティブについて、注目していきたいと思っています。