金属素材で3Dプリントする場合、金属の粉を焼結させる方法が一般的です。
こちら「Vader Systems」のデスクトップ型金属3Dプリンタは、液体の金属を3Dプリントする技術を取り入れたもの。特徴は、小型であること、そしてその造形スピードにもあるようです。
現在、プロトタイプの段階で、基本はアルミ素材を3Dプリントするということですが、今後、銅や銀など様々な金属素材で行っていけるようになるとのこと。
製品は、1年以内に1万ドル以下(約100万円以下)の価格で出すことを予定しています。
【参考】
・インクジェットから液体金属使用まで。金属材料の3Dプリンタの進化が着々と進む
最終製品を作れるデスクトップ3Dプリンタに期待
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今後「デスクトップ型3Dプリンタ」の話題で注目をしていきたいのは、最終製品を作れるようなクオリティーのデスクトップ3Dプリンタが出てくるかどうかという点です。
現時点でデスクトップ型3Dプリンタは、自分の家でちょっと使うようなものを作る程度、または製品のプロトタイプを作るところまでです。
最終製品となるようなものをデスクトップ型の3Dプリンタで作るというのは、まだまだ難しいところがあります。
一方、これから登場してくるデスクトップ3Dプリンタが、最終製品まで作れるようなものになっていけば、まさに「パーソナルファブリケーション時代」の到来です。これは大きな革命へとつながるでしょう。
そういった意味からも、デスクトップ型のフルカラー3Dプリンタ「ProDesk3D」、また来年の「焼結技術の特許切れ」にも注目です。
【参考】
・世界初のフルカラー3DデスクトッププリンタbotObjects「ProDesk3D」の動画が初公開
「ハイエンド3Dプリンタ」に負けない「最終製品を作れるデスクトップ3Dプリンタ」の登場に期待です。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
※Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになりました。