世界でタイニーハウスは、巨大な潮流となっており、日本でも今年、長野で「小屋フェス」が行われ話題を呼んだ。「小屋」は、進化した概念となって、現代に復活しようとしている。
スペインの建築家David Lamollaが、ハンドメイドマーケットプレイスEtsyにて「SmartPlayhouse」という興味深いショップを展開している。ここでは自宅の庭に設置することができる、子供のための遊び用の小屋を販売しているのだ。
価格は34,000ドルから。日本の小屋ムーブメントも、世界を見つめるとよい。しかし「住居」という概念を以て展開しようとすると、規制の問題、国や地域ごとのカルチャーの問題等の壁が生じる。
しかし、まず「子供が遊ぶ小屋」というところから入っていったらどうだろうか。日本のカルチャーを反映し世界が評価する、独自の小屋アイデアは、きっと様々考えられるに違いない。
Etsyはハンドメイドマーケットであり、組み立てるだけに加工された材料を輸送するという方法が基本である。しかし、今後は素材データを販売し、自宅近くの工房にて自分で加工、もしくは誰かに加工してもらう(手間賃は発生する)という方法も登場してくることだろう。ハンドメイドマーケットプレイスの進化は、流通構造、産業構造そのものへ影響を与えていく。
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