3Dプリンタ革命に必須の「3Dデータ」。
この3Dデータを取得することのできるWEBサイトについてまとめてご紹介します。
■GrabCAD
無料で3Dデータが取得でき、設計の仕事をお願いできる人を探すこともできる。GrabCAD Workbenchという協業ツールを有料販売。
参考)GrabCADがすごい!デジタルファブリケーション時代の3Dデータのインフラか!?
■Thingiverse
消費者向け3Dプリンタメーカー大手Makerbotが運営する3Dデータ共有コミュニティー。無料で3Dデータを取得できる。
参考)3Dプリンタ最新モデル「MakerBot Replicator 2X」が2013年前半に発売予定
■CGTrader
高品質な3Dデータの販売サイト。販売者に対し価格交渉などのオファーを送ることができる。
■123Dシリーズギャラリー
3Dモデリングツール大手Autodeskのギャラリー。手軽に3Dデータを作成できる123Dシリーズの3Dモデルを無料で取得できる。
■yeggi
3Dデータが取得できる7サイトの情報がまとめて検索できるサービス。
■FABforall
各3Dデータサイトがインデックスされており、横断検索できる。また、shapewaysやponokoなど、直接3Dプリントできるデータなども検索できる。
■3D Industri.es
工業部品の3Dデータを検索し、設計会社に問い合わせることのできるサービス。
参考)3D Industri.es社が3Dの工業用部品を検索できるサービスをリリース!
日本における3Dプリンタ普及の懸念材料
photo credit: Creative Tools via photopin cc
以上のように、3Dデータの数は増え、3Dデータが取得できるサイトもどんどん増えています。
一方、今日本で懸念があるのは、「産業用3Dプリンタの材料の値段が高い」ということ。この話題はやはり各所で聞きます。
「ゲームやアニメのキャラを簡単にカスタマイズして、格安で3DプリントできるSandboxrがすごい!」にもあるように、海外ではそのコストは安くなってきています。しかし、日本はまだまだ高いのです。結局、高性能な産業用3Dプリンタは、海外におさえられているからです。
コンシューマー向けの3Dプリンタの材料コストの低下は見えているのですが、産業用の3Dプリンタの材料コストの低下は、日本ではまだ見えにくいところがあります。
産業用に匹敵するような高性能なコンシューマー向け3Dプリンタが先か、産業用3Dプリンタにおける材料コストの低下が先か。
いずれにせよ、日本のデジタルファブリケーション革命のスピードを左右する重要なポイントです。