これはセンセーショナルです。3D Industri.es社が工業用3D部品のGoogleを目指して、新しい検索サービスをリリースしました。
製造プロセスや素材、製造するもののカテゴリー、またロケーションから検索できます。
検索結果には、このように部品が並びます。
部品をクリックすると、直接サプライヤーに連絡ができたり、同じ種類のパーツを検索することもできるようになっています。
部品のサプライヤーとメーカーは、自社製品の3Dデータを簡単にアップロードすることができます。また、有料オプションとして自社の顧客のための部品検索データベースサービスを3D Industri.es社と契約することもできます。
更に、3D Industri.es社は3Dプリントサービスを提供するところと提携することも検討している模様。
3D Industri.es社のミッションは、3Dデータ及びサプライヤーに買い手をうまくマッチングすることによって、工業用部品の調達を劇的に簡素化すること。結果、産業を再構築し、ビジネスプロセスを大変革するとしています。
加速する製造プロセスの最適化
photo credit: atomicshark via photopin cc
製造業がソフト化する中、それに合わせた製造プロセスの簡易化及び最適化、そしてローコスト化の動きが活発になってきています。
この3D Industri.es社の話を聞いて、Makers Rowのことを思い出す人も多いでしょう。
参考)未来のものづくりベンチャー、メイカーズのインフラ「Makers Row」
3D Industri.es社のサービスとMakers Row違いは以下の2つのことが上げられます。
・ 3D Industri.es社は、世界の製造会社の部品調達のマッチング。Makers Rowは、国内の職人、工場、中小企業とのマッチング
・ 3D Industri.es社は、製造業全体を視野に。Makers Rowは、メイカーズをターゲットに
いずれにせよ、これらのサービスは製造業全体にとっても、中小企業や職人、メイカーズにとっても重要なサービスとなるでしょう。
今後、益々注目したいサービスです。