メイカーズ向けのオンラインプラットフォームが、世界中に増えはじめています。
こちらは、オーストラリアで立ち上がったばかりのサービスadditer.com。
3Dデータの作成や3Dプリント、CNCやレーザーカッターでの制作などができる人を探すことができます。「時給いくら」という情報も掲載されていますね。
また、デジタルファブリケーションについて何ら分からないひとが、自分のアイデアを投稿して、世界中のメーカーからの提案を募集することもできます。
利用については、教育や研究関係、またNPOは手数料無料。一般利用は、マッチングがうまくいった場合、入札価格の8%(または最大80ドル)をadditer.comに支払うことになっています。
多品種適量生産で生産を楽しむ社会
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「大量生産大量消費」、「消費を楽しむ」という消費社会の文脈は成熟し、新しい生産社会の靴音が大きくなっています。
生産社会とは、「多品種適量生産」で「生産を楽しむ」社会です。
ゼロから、新しいモノを作り出すこともそうですし、ベースがあるものを自分らしくカスタマイズしていくということもそうですが、いずれにせよ、より安価にスピーディーに生産ができるようになっていきます。
参考)3Dデータ設計から量産まで。オンライン上のものづくりエージェント Miproto
カスタマイズECサイト「Zazzle」(ザズル)から「未来のものづくり社会」が垣間見える
靴ブランドを49ユーロから立ち上げられるAliveShoes(アライブシューズ)に注目
また、誕生日プレゼントを送る際に、既存のものを送るというよりも、10人皆が、クラウド上で作り上げたオリジナルのものをプレゼントするなんていうこともできるようになっていくでしょう。
参考)“お祝い”に特化したクラウドファンディングAggregift(アグリギフト)
この生産社会の中心は、個人であり、そのネットワークであり、コミュニティーです。
20世紀は、国家と企業の発展により奇跡を生み出しましたが、21世紀は、個人とコミュニティーの大発展により、新たな奇跡が生まれるのです。