地元カンパニーが、「地元ギフト」というサービスを展開中です。興味深いのでご紹介。
自分の地元を知って貰いたい。
地元の美味しいものを食べてもらいたい。
そんな思いをカタチにしました。
違う出身地の新郎と新婦の結婚式、
新郎側の参列者に新婦の地元のギフトを
新婦側の参列者に新郎の地元のギフトを
引出物としてお贈りする。
そんなシーンをつくれるように。引用元: 地元のギフトとは|「地元のギフト」カタログギフト.
一言で言えば、地元の商品を結婚式の引き出物にするというサービスですね。
そして、カタログのカタチが面白い。ポストカードスタイルで、表には生産者、そして次世代の担い手となる人の写真と商品が掲載されています。また裏には、その2人が商品について語る対談が掲載されます。うん、価値が伝わりそう。
事業パートナーも募集しています。
地元のギフトのビジネスモデル概要
・大雑把に言うと“フランチャイズモデル”
・地域にて「◯◯町のギフト」を展開する事業者(以下パートナー)と当社の二人三脚で運営
・パートナーは◯◯町のギフトの出品者を見つけ出品要請をする
・パートナーは200万程度の初期費用を調達(出品者も一部負担)
・初期費用を当社にお支払い頂き、当社が「◯◯町のギフト」を制作
・初期ロットは2000部
・完成した「◯◯町のギフト」をパートナーが販売し、利益をあげる
・約1000部販売で初期費用回収
カタログギフトへの出品者は事業パートナーが選びます。また、地元ギフト(地元カンパニー)の役割は、取材、カタログの作成、印刷、保管、注文の受付、出品者への出荷指示となっています。
まちづくり関係のNPOや、地元に戻って起業したい人、また地域のお店で新しい事業にチャレンジしてみたいという方など良いかもしれませんね。初期費用200万円がもっとおさえられると良いとは思いますが。
ちなみに、地元カンパニー自身も地元ギフトを広げるため積極的な採用活動を行っています。
結婚式に特化したクラウドファンディングの可能性
photo credit: Éole via photopin cc
地元ギフトの事業モデルやコンセプトを見ていて思うことは、これってクラウドファンディング型だな、ということです。
通常、お祝い金を持っていって引き出物をもらうわけですが、これをクラウドファンディングで行えれば、新郎新婦側もお祝い金を渡す出席者も手間がかからずに良いと思うわけです。
つまり、お祝い金を包んだり、持っていく手間が省けますし、新郎新婦側も、誰がいくらお祝い金をくれたのか瞬時に把握できます。ネットで完結させるわけです。
当然、インターネットよく分からない!というご年配の方には、通常通りの方法を行えば良いでしょうが、若手にはうける方法でしょう。
友人知人同士で気軽にクラウドファンディングへプロジェクト投稿できるCrowdtilt(クラウドティルト)の拡大、また“お祝い”に特化したクラウドファンディングAggregift(アグリギフト)などが世界的には登場してきています。
結婚式に特化する場合、誰がいくらお祝い金を払ったかということが分からないようにするなど、当然カスタマイズは必要ですが、今後は可能性のあるモデルだと思っています。