21世紀の医療は、どうなるのか?
また、近未来を予感させる面白い製品がクラウドファンディングindiegogo(インディゴーゴー)にて、資金調達をしています。
Scanadu Scout, the first Medical Tricorder
Scanadu Scoutは、ポケットに入るサイズの機器。10秒間こめかみあたりの額に当てるだけで、健康情報をスマートフォンに送ってくれるという製品です。
心拍数、体温、心電図、血圧、血中酸素、呼吸速度、ストレスなどを計測できます。
小さなお子さんのいる親、学校の保健室、登山をよくする人やパイロット、日常的にライフログを取りたい人など使い方は多種多様。
199 ドルで1個購入できますが、現時点で10万ドル(約1000万円)の目標金額を大幅に超えています。100万ドル(1億円)にどこまで近づくか?注目ですね。
Scanadu Scoutは、TVシリーズ「スター・トレック」で使われていた、「人間の身体に近づけスキャンするだけで、その患部と病名が分かってしまう」という装置をイメージしたもの。いや〜、すごいです。
今後FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を取り、2014年3月に正式に出荷することを目指しています。この流れがもう少し進めば、遠隔触診なんていうのも夢ではなくなりそう。
“ポケットに入る緊急治療室 Scanadu Scout”。近未来的です。
変わる21世紀の医療の形
photo credit: Thomas Hawk via photopin cc
医療も、情報革命とクラウドソーシング革命、クラウドファンディング革命によって大きく進化を遂げそうです。
以前、「貧困を無くすためのクラウドソーシングSamasourceのソーシャル・インパクト」について記事を書きましたが、同系列にSamahopeがあります。
こちらは貧困地域で医療を受けられない人のためのクラウドファンディングです。主に手術費用の資金調達になっています。
日本も医者不足の深刻さが増していますが、様々な方法、ツールを通じた、21世紀型の理想の医療について模索し始めるタイミングに来ているのでしょう。
【参考】
健康系の投資型クラウドファンディング・プラットフォーム「healthfundr」がローンチ
医療業界もクラウドソーシングを利用する時代へ。群衆知を治療に利用するCrowdMed