おお〜、これは2010年代に世界を席巻する労働ロボットなのか〜!?
バクスターの「的確にモノを詰めたり動かしたりする腕と手を持つ長所」と、マジックシェルフの「周りにぶつからず効率的にモノを運ぶ長所」を足し合わせ、人間に近い労働をこなしてくれる次世代ロボット「UBR-1」。
【参考】
・中小企業が格安で導入できる産業用ロボット「バクスター」が凄い!
・Amazonが導入している、倉庫を自動で動きまわるロボット「マジックシェルフ」がすごい
連続運転時間が3〜5時間と長時間。価格は、35,000ドル(約350万円)です。安い!
UBR-1は、様々カスタムすることができ、拡張性があることも特徴。そのための様々なプログラミングコード等をシェアする、利用者のためのコミュニティーも準備されており、産業ロボットのオープンプラットフォームを目指していくような点も興味深いです。
イメージ動画は、こちらから。来年の2014年夏に発売。注目です。
Introducing UBR-1 from Unbounded Robotics on Vimeo.
第二次オフィスオートメーション革命
photo credit: Ѕolo via photopin cc
そして今や、TechCrunchの「スマートマシン: 知能と学習能力を持った第二次OAの波が大量の専門職を不要にする」の記事もリアリティーを持って感じられます。
スマートマシンが企業にもやってくる。でも、CEOたちには黙っていよう。Gartnerの調査によると、CEOたちの60%は、スマートマシンの普及によって15年後には数百万人の中間層の仕事が奪われる、という説は未来学者の幻想だ、と言っている。
この調査結果は、仕事の自動化とスマートマシンの出現がもたらす不安を反映しており、Gartnerによると、スマートマシンは2020年ごろには広く普及し、企業に大きなインパクトを及ぼすという。
引用元: スマートマシン: 知能と学習能力を持った第二次OAの波が大量の専門職を不要にする | TechCrunch Japan.
第一次OA革命は、オフィスにコピー機、PC等が普及したことです。事務作業をはじめ仕事の効率が大きく向上しました。第二次OA革命は、スマートマシーンの普及です。いわゆる、AppleのSiriのようなものが仕事用に普及していき、なくてはならない存在となるということです。
秘書的な業務や情報収集、ちょっとしたマーケティングやアポ取りまでも、スマートマシーンでできてしまうことでしょう。
今後、私たちはこれらのツールをうまく使いこなし「人間しかできない仕事」を行う必要があります。
それは、創造的な仕事、仕組み構築的な仕事、直接的な接触が重要な仕事、貢献的な仕事などです。時代は刻々と変化をしています。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」