おお〜、これもすごい。日本に入ってきてもヒット間違いなしでしょう。
自動車をスマホで動かせるようになる機器「OBDLink MX WiFi」。
OBDLink MX WiFi: A Wireless Gateway to Vehicle OBD Networks
Kickstarterにて35,000ドル(約350万円)目標で投稿されていますが、10日以上残る中で44万ドル(約4400万円)の資金が集まっています。
使い方は簡単。運転席の下にあるOBDポートにOBDLink MX WiFiを差し込みます。このポート、15年ほど前から多くの車に普通についている模様。
そしてアプリをダウンロードします。ちなみにiOS、Android、Windowsで動きます。
車のロックを解除したり、車のエンジンをスマホからかけることができます。ちなみに、遠隔でエンジンをかける機器は今も売っていますが、通常これだけで2万円ほどしてしまいます。
また車のシートを動かしたり、
ラジオや音楽をかけたり、
窓の開閉までスマホでできます。
車の詳細なパフォーマンスをリアルタイムでチェックすることもできます。よって、整備士が通常使っている数十万円の機器、またディーラーには1000万クラスのものがあるそうですが、この端末でカバーできるとのこと。
さて、気になる価格ですが、驚くなかれなんと早期割引49ドル(約4900円)から。通常でも79ドル(約7,900円)で購入できます。うん、Kickstarterで大ヒットするわけですね。
コンピューター化した車をアプリで動かす世界
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車はどんどん動くコンピューターと化してします。自動走行技術もそうですが、これから益々クルマは高度なコンピューターとなっていくのでしょう。そして、ナイトライダーにあった人間の言葉を話す「ナイト2000」のようなクルマへと進化を遂げていきそうです。
また、これからの現実的な段階としては、「コンピューター化するクルマをアプリで動かす」というの潮流が1つの大きな流れになっていきそうです。
実際に、OBDLink MX WiFiもオープンプラットフォームになっています。プログラミングマニュアルを発表して、新しいアプリの製作を促進していくそうです。スマホ連携をしてどんどんクルマを動かしていくということですね。
今後、GoogleGlassのようなウェアラブル端末と連携を始めていったら、クルマは益々アプリで動かすことが当たり前になっていくかもしれません。そして、この辺りにはスタートアップにとって様々なチャンスが眠っていそうです。
完全に寡占化されている自動車業界ですが、ここにきて再び多くのスタートアップが登場する時代へと移行していきます。