これは凄い!使い始めたらはまってしまいそうです。
ポケットに入り、スマホと連携する分子センサー「SCIO」がクラウドファンディングサイトKicikstarterに登場です。
コンセプトがまたいい。「これはあなたのシックスセンスです」(笑)自身の五感を超えた能力をデバイスを通して簡単に手に入れられるますよ、とのこと。
使い方はシンプル。検出したいものにセンサーを向けるだけ。結果はリアルタイムでスマートフォンやタブレットPCに表示されます
例えば、どんなことができるかというと、ドレッシングやソース、果物、チーズなど多くの食品の栄養成分表示したり、気になる植物油の品質をチェックすることもできます。
また、アボカドを皮がついた状態で熟度を知ることができたり、薬やサプリメントについても調査することができます。
更に、自宅にある植物の健康状態、水分補給状態などをチェックしたり、土壌の状態を分析することもできます。これは最高に面白そう。
また、分析したデータはコミュニティー間で共有されていき、SCIO自体が常に進化を続けていくという仕組みになっています。
SCIOは、20万ドルの達成目標ですが、もう既に10万ドルを超えていて、どこまで伸びるのか楽しみな状況。気になる価格ですが149ドル(約1万5,000円)からとなっています。
科学の民主化の先にある世界
PHOTO: magnifying glass outdoors from Shutterstock
自分達が食べる食品、料理のカロリー、栄養成分などを教えてくれるアプリはたくさん存在しますし、健康状態に細かくチェックするようなデバイスも無数に登場してきています。
【参考】
・食事の栄養バランスを確認できるスマートクッキングツール「Smart Food Scale」
・着ている人の心身の状態が分かるスマートシャツ「OMsignal」
今回の「SCIO」は更にそこを突っ込んで、これまで高額で科学を生業とするような人しか使えなかった分子センサーを、多くの大衆に解放しようとする取り組みです。
これまで企業や研究機関の一部の人達しか知り得なかったような情報が、一般に広く知り渡っていく時代となるわけです。
例えば、SCIOのようなデバイスが進化していくことで、「これは○○産」ですと産地まで表示されるような可能性さえ出てきます。偽装表示などは、もってのほかでしょう。
あらゆるものが民主化されていく世界の先に見えるものは、信頼、信用をベースとした高度な貢献社会です。