21世紀の地産地消は、このようなカタチで実現していくのかもしれません。
「RipeNearMe」は地域の農産物を売買したり、交換したり、贈与するプラットフォーム。畑を持つ人、また裏庭でちょっとだけ野菜を作っているような人はもちろん、柿の木だけあって「いつも食べきれないから近所の人持っていって!」という声にも対応します。
使い方はいたって簡単。まずは、地域名で検索。
するとマップが登場し、アイコンが表示。トマトにナスにニンジンに…またフルーツなども投稿されています。
SNSのような感覚でプチトマトを作っている地域の人と友人としてつながったり、また食べ時、収穫タイミングも分かる仕組みになっています。例えば先方に「あ!収穫時期だ!自分でもぎに行きます!」なんてメッセージを送れるわけですね。
まさに自分のマイクロ農場を地域にいくつも持つような感覚。日本にも登場して欲しいプラットフォームです。
Google Glass×もぎたてマップが消費行動を変える
これまで、”地産地消の旗”を高々と掲げても、多くの場合ワンストップであらゆる製品を購入できてしまう大規模スーパーの破壊力に、地域はことごとく後塵を拝してきました。
しかし、もしその大規模スーパーの”強烈な便利さ”に勝てるものがあるとするなら、それは”それよりも安い価格でもぎたての野菜が食べれること”ではないでしょうか。
自転車で10分くらいのところにスーパーよりも安くもぎたてのトマトとキュウリがあるとしたら「買いに行きたい!」という人は多いかもしれないですね。少なくとも、私の家族は「買いたいね」と言っています。
上の映像は、Google Glassの利用イメージですが、例えば「この辺りにトマトとナスはない?」とGoogle Glassに尋ねると、RipeNearMeのマップがあらわれ、もぎたての野菜をスーパーよりも安く買えるところを教えてくれたとしたら?
家庭で簡単に有機野菜を作れる「Grove」のような製品も出てきますし、今後益々農業や流通、また消費のあり方が変わっていきそうです。
【参考】
・第三次農業革命が始まる!家庭で簡単に有機野菜を作れる「Grove」